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面接調査員

情報収集の手段として面接法によるとき、その中での調査員の役割は大きい。大多数の調査員は定量調査における世帯または個人の面接に従事する。仕事のあらましは、ふつう担当地区と対象者名簿を与えられ、そこに居住する対象者を訪問面接して、所定の調査票にしたがって質問を行い相手の回答を記入することである。不在世帯は何度も訪問すること、拒否者はできるだけ説得すること、質問は正確に行うこと、回答は誘導することなく引き出すことなどが、専門的な調査員の条件として求められる。

面接調査員はほとんどが主婦であるが、以下にその募集から始まって一人前に活動するようになるまでについて、ある調査会社の例を述べる。

募集・説明

専属の面接調査員は、定期的にあるいは欠員が生じた場合に新聞の求人広告や折り込みチラシなどで募集を行う。既存調査員から紹介してもらうこともある。応募して来た人には書類(履歴書)選考を経て、適格者に調査員の仕事を説明をする。仕事内容をよく知らない応募者もいるので、この段階は大切である。

また、最近は対象者の在宅率がいちじるしく低いので、土・日曜日や夜間(8時位まで)に活動してもらうこともあること、調査の仕事は立て込んでいることもあるしヒマなこともあるなど、条件をきちんと説明しておく必要がある。

採用条件

採用に当たってのポイントは「そこそこの年齢(45才くらいまで)」「人に会うことが好きな性格」「好奇心が強いこと」「小さな子供がいないこと(預かってくれる人がいればOK)」「知らない土地に行くことや家を探して歩くことなどいやがらない」など。

教育訓練

採用が決まると1回2時間位の「訓練集会」を担当社員が平均2~4回程度実施して、仕事の詳細な内容、調査の一般知識、応酬会話法などについての学習を行い、また必要な事務手続きなども覚えてもらう。

その後、指導員(その地区のベテラン調査員)または前任の調査員(同地区)が同行して2回ほど実査を体験させる。以降は、地区ごとに定例集会が度々あるの で、そこに必ず出席してもらい随時教育をする。家庭の主婦意識を変えること、たとえば業務日程や連絡の約束を必ず守らせるようにすることも重要である。

実務による体験と指導

単独で実地調査を体験させる。その期間にもよるが通常1~2回程度の「中間連絡」を入れさせる。調査が順調に進行しているかトラブルはないかを確認しつつ、目標完遂への励ましと自覚を与える。またうまく進めている他調査員の例を紹介するなどのアドバイスを行う。

調査が終了し調査原票を回収するとき、調査が適切に実施されたかをチェックし、質問モレや不適格票があれば当然何らかの方法でフォローしてもらうなどの指導を行う。

図 実務による体験

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「まず、くさりでつないであるかどうかを確かめましょう」