グループインタビューという用語で通っている。ふつう決められた条件の対象者6~8人程度で実施する。出席者の話合いのなかからさまざまの意見を聞き取り、また発言の態度などが観察される。一般に大規模な定量調査に先だって、問題の把握、仮説の設定、調査票作成のために行われる。しかし明確な結論がさほど必要でなければこの方法だけで済ませることも多い。面接の成否は出席者の選択、司会者の能力に依存するところが大きく、また結果の分析には分析者の経験と技術が望まれる。
そのいくつかをあげれば次のようである。
1.短時間で手軽 … 個人を訪問面接するのでなく、条件の合った数人の対象者を集めればよい。話合いは2時間程度、後の分析のためにその内容を収録しておくだけでよい。進行は司会者用の簡単なインタビューガイド(面接指示書)があればよく、調査票を作成する必要はない。
2.会話による交互作用 … お互いに会話を通じて刺激し合って、与えられた話題を発展、展開させることができる。これが交互作用と呼ばれる効果で、この作用を起こさせるための条件は以下のとおり。
3.出席者を観察できる … 第三者がワンウエイミラーあるいはモニターテレビを通じて出席者の発言状況に接することができる(図参照)。発言のみでなく店頭で商品を選択する様子を模擬的に再現し観察することも可能である。
4.クライアントと調査実施者の共通体験 … 調査依頼者(クライアント)と調査実施者が同じ時・場所で消費者の生(なま)の声に接すると、そのあとの業務進行(仮説の設定、調査票作成など)がスムーズに行く。
図・集団面接法の室内図

ふつう行われる分析方法は次のようである。