
1960年代から本格化した日本の流通革命は、1980年代のPOSシステム普及によって本格化しました。
当社は、パネル調査による大量データの収集と処理の経験を活かして、POSシステムの実証実験に参加し、POSシステムで使用する商品データベースの構築、流通業・メーカーにおけるPOSデータの活用ノウハウの蓄積、システム開発などPOSシステムの普及に寄与してきました。
これらの経験を活かして、インテージは他社に先んじてPOSシステムを活用したパネル 調査のIT化を図りました。

まず、1992年に「SCI (全国消費世帯パネル調査)」は、買物帳方式の調査から専用端末でバーコードを読み取る方式へと移行しました。これにより、対象者の負担を軽減するとともに、より正確な調査を可能にしました。また、調査結果を報告するタイミングを月次から週次へ短縮したことで、お客様の社内における調査結果の利用範囲拡大と使用用途の質的転換をもたらすことができました。
1994年には、小売業から収集したPOSデータに基づく新たなパネルサービス「SRI(全国小売店パネル調査)」を開始しました。従来は、1~2ヶ月のサイクルで在庫チェック・集計処理を行い、数週間後にメーカーへ報告するという方式でしたが、POSシステムの導入によってスピード・価値・正確さを向上させただけでなく、大量の商品データを収集することを実現しました。
*POSシステムとは・・・精算を行うレジと連動し商品の売上、在庫数、顧客データなどマーケティングに必要な情報をリアルタイムで管理できるネットワークシステム

紙に記入する形式だった頃の
SCI買物帳

初期のSCIスキャナー