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劉 晋寧
劉 晋寧

文学部文学科 卒
2004年4月入社(入社6年目)
営業本部 国際営業部 所属
日本企業の海外調査と外資企業の国内調査の営業を担当


インテージに入社を決めた理由

中国からの留学生として来日し、大学では文学を勉強していました。大学3年の時は、深層心理学に強く興味を持ち、大学院に進学して心理学を学ぶつもりでいました。一方で、日本の就職活動はどんなものかと興味もありました。
ある時、同じ大学の留学生から、「一緒に東京の就職フェアに行ってみないか」との誘いがありました。それまで東京には行ったことがなく、また就職活動も見てみたいと思い、観光ツアー気分で一緒に上京しました。その就職フェアで始めてインテージを知りました。理系の留学生を募集する企業が多いなかで、インテージは文系の自分でも受けられると思い、熊本に戻った後インターネットで調べてみたら、なんとそれは日本一の調査会社!
それなら、「就職活動がどんなものか体験してみるのもいいかも」と考え受験しました。そして、選考が順調に進み、内定が決まりました。
しばらく大学院への進学と迷いましたが、徐々に、「こんな会社だったら働いてみたい」という気持ちが高まり入社を決めました。
今、その選択は間違っていなかったと実感しています。


インテージのココが好き

もの作りの職人っぽいところ。
データを収集・加工・分析の過程が大好きな人間が多く、研究室のような感じの部署も多くあります。調査手法や分析手法にこだわって、納得するまで仕事をするプロフェッショナルがたくさんいます。


仕事内容と特長

現在の仕事は国際営業です。
1) クライアントにとっては――インテージの窓口
日本以外の国で商品を出したい、そのためにその国の市場の状況や、消費者の実態を知りたいと思った時、インテージに連絡が入ります。お客様とコンタクトをとり、直接お話しをしながら具体的な要望をうかがいます。そのご要望を社内に持ち帰り、調査企画担当者と一緒に企画を練り、お客様と再度擦り合わせます。実際に調査が始まると、進捗状況は常に確認します。中間報告や最終報告時は必ず立ち会って、内容がお客様の要望通りになっているか、お客様の課題を解決できたかを確認します。無事にお客様にもご満足いただければ一件落着となります。
場合によっては、お客様が報告内容や結果のまとめ方に対して不満を持たれることもあり、そういうときは営業に真っ先に連絡が入ります。
また、日ごろ、定期的にお客様を訪問し、コミュニケーションをとりながら、お客様の動向を把握しています。
2) 社内調査部門にとっては――クライアントの情報の伝言板と交渉ツール
社内調査担当者はお客様のビジネスの全体像がつかめないことも多いです。そういう時、営業である私たちは日ごろのコミュニケーションを通じて、お客様のビジネス全体像、現在の課題を共有しているので、それらを担当者に伝え、お客様のビジネス全体像を鑑みたうえでの提案ができるようにしています。

今の仕事の特徴は、社外も社内も異文化交流です。
海外で実施する調査が多く、その国をよく知っていることが非常に重要なポイントとなります。よって、海外調査を担当する営業部門や調査担当部門には外国籍社員が多く所属しています。私もその一人ですね。国が異なれば文化が異なり、働くスタイルも変わります。国籍は関係なく、みんなが互いの考え方を理解し、働くスタイルを尊重しながら、一緒に一つの仕事を成し遂げています。ときに激しく議論することもありますが、それを通じて、みんながお互いの文化をより深く知ることができ、その後のコミュニケーションがスムーズになります。
また、海外案件の場合、実際の業務運用はその国の現地調査会社に依頼することもあります。お客様の長期的なビジネスをサポートするために、営業から直接海外の現地調査会社へコンタクトをとり、情報交換することもあります。海外の企業は、日本企業とまったく別の仕組みと考え方で動きますので、まったく異なるコミュニケーションの取り方が必要です。いい意味で日々新しい刺激を受けています。
歴史のある日本企業にいながらも異文化を楽しめる特別な部門ともいえるでしょう。


最近手掛けた仕事

中国WEB事業のネット立ち上げ
2007年に中国上海でインターネット調査の事業を立ち上げる予定があると聞いて、「ぜひ私にやらせてください」と立候補しました。中国が母国だから言葉も習慣も通じている、若さとやる気があるという点が買われて、4年目にして、新規事業の立ち上げを任されることになりました。
最初はとにかく大変でした。モニター会員集め・会員維持・システム運用・業務フロー確立・販売金額の設定など事業に関わるすべての面について自分で方向性を考えなければなりません。現地社員と一緒に、模索しながらのスタートでした。自分で方向性を考え、それをメンバー全員に共有し、みんなを動かして目標に向かうことになります。すべてが自分にとって、非常に新鮮かつ挑戦的な仕事でした。
半年かけて、自社モニター会員を募集し、業務運用フローも確立して、価格体系も決め、サービス提供まで状況を整えました。しかし、2007年の中国ではインターネット調査はまだ新しい手法でした。ほとんどのお客様は中国ではまだ手法として未熟だと考え、認めてくれませんでした。社内でも、多くの社員がインターネット調査をよく知らないため、お客様に提案できない状況でした。サービスとして良いスペックを整えても、売れないと意味がありません。そこでまず社内外にインターネット調査の特徴と使い方を伝えることにしました。社内で定期的に研究会を開き、インターネット調査の考え方やシステム的な機能や特長、特に他の手法との違いや業務運用上の注意点を伝え続けました。また、新規案件がある時、必ず一緒にインターネット調査の提案も組み込んでもらい、お客様のところにも同行させてもらってインターネット調査の特長をご紹介しました。それから、インターネット調査と他の手法との違いを検証するため、同じ設計で多手法での比較検証調査も実施しました。お客様向けセミナーを開いて、その結果を持って、インターネット調査の適応テーマや活用方法をお客様にご提案しました。
いろいろな面での努力の結果、徐々にインターネット調査の受注が増えてきました。1年経ったころには、インターネット調査でマーケットの変化を捉え、お客様に納得して利用してもらえる調査手法にまで成長させることができました。
今年の4月で、サービス提供を開始してから2年が経ちました。中国におけるインターネットの普及率も上がり、インターネット調査に対してお客様の認識が変化したこともあり、インテージの中国インターネット調査事業は順調に成長を続けています。
この中国での新規事業の立ち上げの2年間は、自分にとって非常に貴重な経験でした。これを経て、常に事業レベル・経営レベルで仕事を考えることができるようになりました。今後はしばらく国内で営業活動を通してお客様の日本市場のニーズを掴み、次はアジアの他の国でもインターネット事業を手がけたいですね。


インテージだからできること

経験・年齢・国、関係なく、やりたいことはちゃんと通る。
入社して、最初に配属されたのはカスタムリサーチ部。金融や教育などの業界のカスタムリサーチを担当します。私は3~4年経ったら海外調査をやりたいと思っていました。その希望を上司に伝え、できるだけ短期間で早くたくさんの手法を体験させてもらいたいとの要望を出しました。すると、私の上司は年間教育プログラムを立ててくださり、まず社内研修を受けた後、先輩と組んで仕事する時もできるだけ多くの調査手法が体験できるように業務調整もしていただきました。お陰で、2年間で、カスタムリサーチのほとんどの手法を体験することができました。そして3年目からは完全に一人で金融や教育関連の調査を担当するようになりました。
3年目の下期に、会社が中国で新規事業を立ち上げると聞きました。自分がやりたい海外調査を現場から体験することができるのは今後のキャリアにとっても大きなプラスになると思い、「ぜひ自分にやらせてください」と申請しました。経験は浅くても、カスタムリサーチのほとんどの手法を経験していますし、また中国が母国という点からも、「自分はその事業をうまくやれる自信がある、自分が適切な人材だと思う」と切実にお願いをしました。結果、上海に赴任し、先に話したような新規事業の立ち上げを担当させてもらうことになりました。 5年目に、その新規事業が成長するにつれて、この事業をさらに大きくするにはマンパワーやシステム力などの現場力を上げるだけでは足りないことに気づきました。もっとお客様と接して、この事業をアピールしたり、またお客様のニーズを事業サービスに反映したりすることのほうが重要だと考えました。そこで、日本に戻って、営業活動をしたいと希望しました。そして現在の職に就いたわけです。
今は、国際営業にいて、海外調査全般の営業対応窓口になっているため、もっと視野が広がって、中国の新規事業を違う視点からみることができます。今後は中国にとどまらず、アジアやもっと広いグローバルの世界に広げられないかと日々考えています。
私ほど“わがまま”を聞いてもらえた社員は多くないかもしれませんが、インテージでは経験・年齢・性別・国など関係なく、意見を尊重してくれ、やりたいことも、しっかりした考えを持っていれば自由にやらせてもらえます。50年近くの歴史を持っている会社としては、とても珍しいかもしれないですね。


就職活動中の皆さんへのメッセージ

実際に就職してみると、仕事のやりがいや面白さは、働きながら発見できることが多いと思います。