インテージとニールセン、小売店パネル調査の
相互販売パートナーシップ契約を締結

日本の市場調査業界のリーディングカンパニーである株式会社インテージ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：石塚 純晃、以下：インテージ）と、マーケティング情報と調査、分析における世界的企業、ニールセンの消費者購買行動分析部門であるニールセン・カンパニー合同会社（本社：東京都港区、社長：福徳 俊弘、以下：ニールセン）は、小売店パネル調査の相互販売を可能にするパートナーシップ契約の締結を発表いたしました。
この契約により、インテージは、ニールセンが世界100以上の国と地域で展開している海外小売店パネル調査「ニールセン　リテール　メジャメント　サービス」（Nielsen Retail Measurement Services、以下RMS）の市場監査データを、新たに海外への進出やマーケティング活動を検討しているインテージの顧客企業に提供できるようになります。同様に、ニールセンは、インテージが日本国内で展開している全国小売店パネル調査「SRI」の市場監査データを、日本市場への参入やマーケティング活動を検討しているニールセンのグローバルな顧客企業に提供することが可能となります。

インテージが提供する全国小売店パネル調査「SRI」は、全国約4,000 店舗の小売店の販売データに基づくマーケットトラッキングサービスです。GMS、スーパー、コンビニ、薬局・薬店、ホームセンターなど主要小売業態を調査対象に販売動向をPOSデータで収集し、「どの商品が、いつ、どこで、いくつ、いくらで、どのような店舗で販売されたか」といった情報を把握することができます。「SRI」はすでに多くの顧客企業にご提供しておりますが、今後ニールセンを通じてグローバルな顧客企業に提供することで、日本市場での展開を支援いたします。また、ニールセンの「RMS」を提供することにより、さらにこれから海外進出をご検討の企業の海外展開をサポートしてまいります。

ビジネスのグローバル化に伴い、海外市場で製品やサービスのマーケティング活動を行う日本企業が増えています。世界の100以上の国と地域でビジネスを展開するマーケティングリサーチ会社のニールセンは、海外小売店パネル調査の市場監査データをインテージの顧客企業に提供することにより、海外で事業を展開する企業のマーケティング活動をサポートします。また、希望に応じて、ニールセン　グローバルトラック (Nielsen Global Track）サービスを用い、日本データと海外データを同じプラットフォーム（通貨、属性、データ構成等を統一化したもの）上で閲覧することも可能になります。これにより複数国でビジネスを展開する際の共通ベンチマークの作成や、各国市場間での比較、インサイトの把握も容易に行うことができます。
このほか、日本市場に関心のあるグローバルな顧客企業に対し、インテージの「SRI」を提供することで国内の事業展開もサポートいたします。

このパートナーシップにより、両社が保有するデータや専門性を相互に活用することで、日本、アジアや世界でビジネスを展開する企業に対して、消費財・流通小売に関するインサイトの提供サービスをさらに強化し、顧客企業の発展に貢献いたします。

株式会社インテージ（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：石塚 純晃）は、インテージグループ各社とともに、リサーチノウハウ、データ解析力、システム化技術と、これらに基づく情報評価力をコア・コンピタンスとして、経営およびマーケティング上の意思決定に役立つ情報（Intelligence）を提供。生活者とお客様を「情報」でつなぎ、お客様のビジネスの成功に貢献することによって、その先の生活者の暮らしを豊かにすることを目指します。

ニールセン・ホールディングス N.V.（NYSE: NLSN）は世界的な情報・調査企業で、マーケティング及び消費者情報、テレビ等のメディア情報、オンライン情報、モバイル情報の分野で主導的な地位を確立しています。アメリカ・ニューヨークとオランダ・ディーメンに本社を持ち、世界100カ国以上でビジネスを展開しています。詳細はホームページをご覧ください。