民主的で多様な豊かさを育む「データ利活用社会」の実現へ
インテージの60年は、日本の経済成長、マーケティングの進化の60年でした。これまで成長そして成熟期を迎えた市場を可視化し、みなさまと新たな解を一緒に探索し続けることができました。マーケティング業界のオープンでニュートラルな、共通言語としての役割に、これまで応援をいただきましたことに厚くお礼申し上げます。
今後、デジタル化によりリサーチや統計の手法、機能は見直され、データ利活用社会の中で新たに再編、開発されていくでしょう。企業、行政主体のリサーチ、統計から、生活者主体のデータ利活用へ、喧々諤々の末、データのインフラ、ルールの整備も進むことになるでしょう。またデータを意味のある情報へ、価値のあるインテリジェンスへと導く基盤、正しく創造的な支援をする企業が必要とされると確信しています。
マーケティングの中のインテージから、生活、経済、行政とも繋がる社会の中のインテージへ。健全な協調と競争のご支援、2030年のSDGs、持続可能な真の豊かな社会の実現に向け、貢献していきたい!私たちインテージは新たな思いを胸に次の10年を歩んでいきます。
おかげさまでインテージは創業60周年を迎えることができました。ひとえに多くのお客さまに支えられ、鍛えていただいた結果であり、厚く御礼申し上げます。
本フォーラムのテーマは「Reborn」です。
当社のお客さま担当部門もカスタマー・ビジネス・ドライブ本部として生まれ変わりました。
これまでもお客さまの課題解決支援に真摯に向き合ってきたつもりですが、我々の立ち位置はお客さまからのリクエストに応えることに留まっていたのではないか。これからはもう一歩踏み込み、お客さまの真のアウトカム(成果や成し遂げたい変化)を理解することで対応の質を上げ、お客さまのビジネスを先に進める貢献がしたい。
そのような想いと志を本部名に込めました。
インテージはお客さまのビジネス創造と変革を共に進めるパートナーへの進化にチャレンジしていく所存です。
創業60周年の感謝を胸に、お客さまビジネスへの貢献を通じて、お客さまと共にその先にいる生活者の幸せの実現を目指してまいります。
これからのインテージにご期待ください。
これまでリサーチは、状況を正しく見極め、生活者の思いを汲み取り望ましい方向を指し示す羅針盤としてお役に立ってまいりました。しかし、不断の変化に応じた迅速な意思決定と実行の繰り返しが求められるこの時代、羅針盤に止まっていては真にお客様のお役に立つことはできないとひしひしと感じております。
そこで、創業60周年の節目となる今年、弊社は「事業開発本部」を新設いたしました。私どもは、これまで以上に深く直接的にお客様の事業成果―例えば売上の向上/ROIの向上/UXの向上/生活者に支持される商品・サービスの開発など―に貢献できるよう、既存サービスを進化させ、新たなサービスを開発してまいります。「ここまでやるのかインテージ」。そうおっしゃっていただける進化を目指します。
これまでの60年間私どもが進化を目指してこられたのは、ひとえにお客様からのご期待とご指導を頂戴してのことでした。厚く御礼申しあげるとともに、今後も更なる進化へのご期待とご指導を賜りますようお願い申し上げます。