ここぞというときに使いたい!アイスブレイクネタ&テク集

「アイスブレイク」という言葉をご存じでしょうか。社内外の会議や研修、ワークショップ、プレゼン、商談といったビジネスシーンなどで役立つ便利な小ワザのようなものです。ビジネスパーソンなら覚えておいて損はない、アイスブレイクのネタ&テクニックについて、ビジネスパーソンを対象にした意識調査の結果とともにご紹介します。

【目次】

 

■アイスブレイクの認知度は?経験はある?

アイスブレイクについてご紹介していく前に、世間の人々はアイスブレイクについてどれくらい知っているのか、アンケート調査の結果をみていきましょう。

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意味を知っている人は少数派でした。全く知らないという人はなんと70%近く。残念ながらアイスブレイクはまだまだ周知されているとは言えないようです。

では、アイスブレイクとは一体どんなものなのでしょうか。その意味を解説していきます。

▼アイスブレイクとは「氷を壊す」こと!

アイスブレイクは初対面の者同士が出会うシーンで、緊張した硬い雰囲気を解きほぐすための手法です。緊張感を氷に例えて、それを打ち破る、溶かすという意味でアイスブレイクと呼ばれます。

▼アイスブレイクには2つのパターンがある?

もう少し具体的に説明しましょう。とくにビジネスの世界におけるアイスブレイクという言葉は、主に次の2つのパターンで使われています。

1つ目は会議、研修、ワークショップなどの集まりで活用されるアイスブレイクです。たとえば会議の冒頭、「今日は初対面の人が多いので、少し変わったルールの自己紹介をやりましょう」といった形でアイスブレイクを試みます。「変わったルールの自己紹介」に類したアイスブレイクネタは非常に多くの種類がありあります。一緒にそのネタ(アクティビティ)に参加することで場の空気やテンションが変わり、発言しやすくなって、その後のプログラムの進行がスムーズになります。

2つ目は営業活動や販売活動、プレゼンなどの場面で使うアイスブレイクです。名刺交換のときなど、会話の糸口を見つけるために雑談をすることがあるはずです。その雑談で場の空気をほぐすこともアイスブレイクです。こう考えると、アイスブレイクのテクニックは重要なビジネススキルのひとつとも言えます。

続いて、アイスブレイクを行うタイミングについて聞いてみた結果です。

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アイスブレイクを行うシーンとしては、「社内の会議」と「自己紹介」の2つが多いようです。

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アイスブレイクを失敗することはそれほど多くないようです。「あまりない」と「全くない」を合わせて70%を超えているのはかなりの勝率と言えるでしょう。
とはいえ、人によっては何を話せばよいか悩んでしまいがちなアイスブレイク。そんなアイスブレイクのテクニックをシーン別にご紹介していきましょう。

■会議やワークショップで使えるアイスブレイクテクニック

まずは、会議やワークショップでよく行われるアイスブレイクテクニックです。

▼自己紹介系

・「積み木自己紹介」
初対面同士で名前を覚えるための自己紹介です。最初の人が「◯です」と名前を言い、次の人は「◯さんの隣の×です」と続けます。次の人は「◯さんの隣の×さんの隣の△です」。だんだん覚えるのが大変になるので、みんなでフォローし合いながらフィニッシュを目指しましょう。

・「他己紹介」
2人でペアになってインタビューし合い、その後、みんなの前でその人のことを紹介します。

・「実は、自己紹介」
必ず「実は」という言葉を入れて自己紹介をします。「実は、趣味で盆栽をしています」「実は、5人の子どもの父(母)です」など、ちょっとだけプライベートなことも話しやすくなります。

・「サイコロ自己紹介」
サイコロに書かれたテーマに沿って自己紹介します。カードで行う方法もあります。

▼トーク系

・「GOOD&NEW」
1人ずつ、24時間以内にあった「よかったこと」か「新しい発見」について話します。ポジティブな思考が促され、会議などの活性化につながると言われています。話すときはバトン代わりに小さなボールを手に持つやり方も。「GOOD&NEW」は、米国の教育学者ピーター・クラインが提唱したアイスブレイクです。

▼ゲーム系

・「バースデーライン」
みんなで円になり、言葉を発しないで身振り手振りで自分の誕生日を伝えます。指で数字を示すのも可。その後、みんなで考えて誕生日の早い順に並びます。最後に端の人から声を出して順番に誕生日を言います。

▼ウォーミングアップ系

・「ヒーローインタビュー」
ペアを作って片方がMVPのヒーロー役、片方がインタビュアーのようになり、ヒーロー役のこれまで一番活躍したときの話を聞き出します。成功体験を話す・引き出すことで場の空気が盛り上がります。

・「部屋の四隅」
部屋の四隅に「はい」「いいえ」「ときどき」「わからない」と書いた紙を貼っておきます。あとは参加者が質問に対して自分が思う場所に移動するだけ。お互いの共通点に気づく効果があり、その日の議題につなげることもできます。

■商談などで使えるアイスブレイクテクニック

では、商談などで使えるテクニックはどうでしょうか。こちらは形式が決まっているわけではありませんが、次のような例があります。

▼共有できる話題を見つけて話す

初対面で共有できる話題を見つけるのは難しいものですが、新規顧客のオフィスに行ったときなどは駅から歩いてくる途中、見かけたものなどを話のネタにできます。特徴ある建物、駅前の様子、有名飲食店のことなどを話題にしてみましょう。「駅前の再開発が進んでいてびっくりしました」などです。相手がよく知っている話題だとなおさらアイスブレイク効果が期待できます。

▼自己開示する

これは「実は…」で始める自己紹介と似ています。「私は滑舌が良くないほうで、自分の名前も噛むことがあるほどなのです。お聞き苦しくて申し訳ありません」などのように話を始めます。ただし、長々と自分のことを話すのはNGです。相手から「いやいや実は私も…」という話が出ればアイスブレイク大成功です。

▼相手のことを話す

これも鉄板のテクニックです。相手自身のことではなく、「受付に貼ってあるポスター、いいですね」「新商品がSNSで話題になっていましたね」「駅から近いオフィスで羨ましいです」など会社のことを話題にするのがコツです。さりげなく褒めることもアイスブレイクにつながります。

以上、シーン別に使えるアイスブレイクのテクニックをご紹介しました。では、再び調査の結果から、テクニックについて聞いてみた結果を紹介します。

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あなたのアイスブレイクテクニックは?(自由回答)
「自己紹介で名字が珍しいこと、珍しいペットを飼っていたことをよく話す」(20代・男性・会社員)
「その日のワイドショーネタなどを交えて会議の議題につなげるトークをする」(50代・男性・会社員)
「誰も悲しくならずプライベートに踏み込みすぎない自虐ネタを披露します」(20代・女性・会社員)
「食べ物の話はハズレがないと思っています」(20代・女性・会社員)
「社内会議で他己紹介、指体操」(40代・女性・会社員)
「しゃべらずに誕生日順に並ぶゲームなどをやる」(30代・女性・専門職)

自分流の自己紹介テクや、会議などで行っているというアイスブレイクネタが挙がりました。名字の珍しさ、ペットの珍しさなど、テッパンネタ・個性を活用して場を和ませるのもテクニックといえるでしょう。ただ、最も多かったのは「とくにテクニックは持っていない」との回答でした。
そこで、テクニックに加えて、知っておくと便利なアイスブレイクの豆知識をご紹介します。

■知っておきたい!アイスブレイク豆知識

▼司会進行役はどんな人が向いている?

グループでのアイスブレイクの指示は司会進行役の人が行います。司会進行役に求められるのは公平さです。参加者の中にはコミュニケーション能力が高い人も、そうでない人もいます。全員に気を配りましょう。また、アイスブレイクネタの目的をきちんと把握して、しっかり場を仕切りつつ、出しゃばりすぎないことも重要です。バランス感覚が優れた人に向いています。

▼アイスブレイクが失敗したらどうする?

グループでアイスブレイクを試みたところ、参加者が恥ずかしがって微妙な空気になった…、などのような状況のときはファシリテーターによる立て直しが必要です。おすすめの方法は別のアイスブレイクネタを試すこと。似たことをやっても空気を変えることは難しいので、最初とテイストの異なるネタを試します。「今のは失敗だったので、もう一度だけ私にチャンスをください!」とあえて伝えてしまうなどの工夫もポイントです。失敗したときほど、ファシリテーターの力量が求められます。商談などでアイスブレイクに失敗したときも考え方は同じです。プランBとして別のネタも用意しておきましょう。ただし、ビジネスシーンでのアイスブレイクはその場の空気がほぐれれば十分です。軽い雑談ができたら、すぐに本題に入るほうがスムーズでしょう。

▼少人数と大人数、グループの人数でやり方を変えるべき?

少人数のグループのときは自己紹介系でもトーク要素の強いネタが向いています。大人数ではゲーム性が強いネタのほうが一体感が生まれやすく盛り上がるでしょう。大人数ではグループ分けをすることもよくあります。その際は属性が近い人を集めるか、バラけさせるかの2つの選択肢があります。前者は参加者がリラックスしやすく、後者は全体の交流が進みやすくなります。一長一短があるので目的に応じて分け方を変えてください。

■まとめ

楽しむ気持ちでやるのがアイスブレイクの極意だと言えます。アイスブレイクはあくまで本編となるプログラムやビジネスがあり、そのプロローグとして行うものです。あまり堅苦しく考えずにやってみることも大切です。また、強制されてやるものでもありません。「こんなものがあるんだ」というくらいの気持ちで、楽しんで、実践してみてください!


今回の記事には、下記の設計で実施したインテージの自主企画調査結果を用いました。

調査手法 インターネット調査
調査地域:全国
対象者条件:20-59 歳の有職男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代別の有職者の構成比にあわせてウェイトバック集計
標本サイズ:1,774
調査実施時期:2017年6月16日(金)~2017年6月20日(火)

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