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ブランド力や市場実態の時系列での変化・傾向をとらえる定点調査。 経年比較できるよう、毎回同じ調査設計・調査内容で行うことがキモ。 とはいえ、経年比較にこだわるあまり、リサーチ環境変化への対応がおろそかになっていませんか?
ターゲット実態を正しく反映したデータを継続的に得るためのツボ、おさえておきましょう。
◆高山「てーじ君、パンダ製菓さんの定点調査(※1)まだPC回答限定だったわよね」

*1:定点調査
時系列変化・傾向を捉えるために、基本的には同一設計・同一内容にて定期的に行う調査。

◆高山「今年は、スマホ回答者も含めるよう提案してる?」

◆てーじ「長年、時系列でみている大事な調査なので変えるのは難しいって言われてて…」

◆高山「てーじ君、年いくつ?ネットって何から使ってる?家にPCある?」

◆てーじ「え、えと、24です。ネットはスマホからでPCは、一応あります」
◆てーじ「でも、家だとPCほとんど使いません…」

◆高山「でしょ。あなた自身そうなのに、PC限定の調査で大丈夫だと思うの?

総務省の通信利用動向調査でも30代以下はスマホからのネット利用率がPCからの利用率を大きく上回っているのよ!

インテージのネットモニター(※2)だって新規登録者は圧倒的にスマホからの登録なのよ!」

*2:インテージのネットモニター「キューモニター」
公式キャラクター「キューモット」、ゆるキャラグランプリ参加中。ご投票よろしくお願いします。
詳しくはゆるキャラグランプリのサイトへ。

◆高山「若年ではスマホから回答する層はPC回答層に比べてリアル店舗利用が多い!

情報感度が高い!認知銘柄数も多い!っていう検証結果見てるでしょ!」

◆てーじ「はわわ…(久しぶりに高山せんせいのスイッチを押してしまった…)」

◆高山「つまりPCから答える人だけに絞って調査してると…」

◆てーじ「特に若年では世の中の傾向をちゃんと反映できないってことですよね!」

◆高山「そうっ!それから!」

◆てーじ「はいっ」

◆高山「調査票もちゃんとマルチデバイス対応の調査画面に切り替えるよう提案なさい。

パンダ製菓さんの定点調査の調査画面スマホで見てみて」

◆てーじ「はい!」
【パンダ製菓 定点調査の調査画面】

スマホ画面1:スクロールすると項目が消える!

スマホ画面2:選択肢が途中で切れる!

◆てーじ「うわ。見難いですね。マトリクスをスクロールしなきゃいけないから全体が見えない…」

◆高山「選択肢を見落としやすそうでしょ」

◆てーじ「それでブランドイメージとかのマトリクス形式の複数回答設問は

スマホから回答するとPCから回答するのに比べて選ばれる選択肢の数が減るんですね」

◆高山「だからPCとスマホどちらから答えても回答傾向が変わらない工夫をした調査画面が必要なのよ」
【マルチデバイス対応の調査画面】

インテージ標準形式「i-タイル」(※3)を、PCとスマホで表示

・項目ごとにページ切り替え

・スマホでもスクロール不要

*3: i-タイル
インテージでは、PC・スマホ・タブレットのいずれからでも回答傾向の変わらないオリジナル画面形式
「i-タイル」を2012年から標準採用しています。
詳しくはこちら(PDF)をご覧ください(検証結果もご紹介しています)。

◆てーじ「でも、トレンドが…」

◆高山「てーじ君っ!」

◆てーじ「わっ、すみません」

◆高山「謝る相手は私じゃないの。トレンドをみられることは大事だけど
、
そこに囚われて市場や実態を反映しないデータになったら本末転倒でしょ。

それでお客様が意思決定を誤ったらどうするの?」

◆てーじ「そうか、そうですよね!パンダ製菓の半田さんも若年層の意識をしっかり捉えることが課題だっておっしゃってたし…。

目がさめました!」
◆高山「同じくらい大事なのは回答してくださる方のことも考え…」

◆てーじ「さっそく、提案(※4)に行ってきます!」

◆高山「てーじ君ってスイッチ入るとああなるのか…」

【てーじ君の挑戦はつづく!To be continued...】

*4:提案
定点調査を変更しつつも前年との比較も行いたい場合、
(1)年代追加・エリア追加などの設計拡大変更の場合は、集計時に、前年と同設計に絞った集計/新設計での集計の2通りを行う
(2)調査方法変更などデータ傾向が変わる変更の場合は、前年通りの調査と新方法での調査を並行で行うことが考えられます。いずれの場合も、新設計・新方法での前年比較は次回以降に行えるようになります。

第4話のツボ

●トレンド(時系列の変化・傾向)を正しくとらえるには、定点調査も世のトレンドをふまえて適宜リニューアルすべし!

●いまどきのリサーチはスマホ回答OKは当たり前。しかし、真のスマホ対応とはPCでもスマホでも答えやすく回答傾向が変わらない工夫をすることである!
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