ビジネスで成功するために必要な人脈の作り方とは?

ビジネス成功者の多くは、人脈作りにも成功しています。しかし、単に知り合いが多い人がビジネスで成功できるわけではありません。では、どのような種類の人脈を、どうやって作ったらよいのでしょうか?社会人の人脈作りの大切さや、成功する人脈を作るコツを、ビジネスパーソンを対象にした意識調査の結果とともにご紹介します。

【目次】
・ビジネスにおける人脈作りの必要性と悩みとは
・人脈作りのはじめ方とそのポイント

■ビジネスにおける人脈作りの必要性と悩みとは

▼「人脈」とは

そもそも、「人脈」「人脈作り」とは何でしょうか。人脈作りは、顧客を増やすためのセールスとは違います。人脈作りとは、ただ知り合いの数を増やすことでも、自分に利益を与えてくれる有力者をたくさん知ることでもありません。「自分が利益を得ること」しか考えていないなら、良い人脈は作れないのです。なぜなら、本当に有益な人脈は、対等な関係において成り立つものだからです。そのため、社会人の人脈作りにおいて大切なのは数より質、「誰を知っているか」よりも「誰に知られているか」が大切です。

▼ビジネスにおける人脈を作ることの重要性について

人脈を作ることはなぜ重要なのでしょうか。さまざまな人と接すると、たくさんの考え方に触れることができます。つまり、人脈を作れば視野が広がり、未来の可能性への道筋も増やすことができるのです。
たとえば、成功者の考え方や経験からは、「成功するための秘訣」を学べるでしょう。自分とは異なる分野の専門家から客観的な意見を聞くことで、新たなアイディアが生まれるかもしれません。ある分野に関する歴史や専門知識、人間関係など、インターネットで調べても見つからない大切な情報がもらえることもあります。
また、誰にでも得意・不得意はあるものです。「自分の得意な分野で相手を助け、自分の苦手な分野では相手に助けてもらう」ようなお互いに支えあう環境があると、いざというときにも役立つでしょう。
ビジネスパーソン826人を対象にした調査では、「あなたは、仕事をする上で、人脈は必要だと思いますか」という問いに対し、9割以上の人が、人脈は「とても必要」「まあ必要」と回答しており、多くの社会人が人脈作りは必要であると考えているようです。

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▼人脈作りのメリット、デメリットについて

今回の調査では、「あなたは、仕事における人脈について、どの程度悩んでいますか」という問いに対して、以下のような結果が出ています。

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多くの人が人脈の必要性は認識しているものの、人脈について悩みを抱えているようです。

また、「あなたは、どのような人脈が必要だと感じていますか。」という問いに対しては、53.4%の人が「同業他社の人」との人脈が必要だと感じているという結果が出ています。また、「社内の同じ部署の上位者」との人脈が必要だと回答している方も52.2%と半数以上おり、次いで、「社内の同じ部署の同僚」(49.8%)、「社内の違う部署の上位者」(43.9%)、「他業種の人」(42.0%)、「社内の違う部署の同僚」(41.6%)と続きます。
同業他社の人や社内の有力者との人脈を大切だと考えている人が多いという結果は、人脈作りの際の優先順位づけの参考にできそうです。

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人脈作りのメリットは、視野が広くなり未来への道を増やすことにあります。それには、新たに作る人脈だけでなく、現在持っている人脈が、後々大きく影響する可能性もあります。たとえば、同僚や学生時代の友人などが、将来重役についたり、ある業界での有力者になったりする人もいるかもしれません。こうした仲間とは、お互いに切磋琢磨しながら成長するための良い影響力になるでしょう。良い人脈作りを心がけることで、自分自身が成長する機会にもなります。成長するにつれ、自然と人脈も増えるものです。

しかし、気をつけなければ人脈作りもデメリットになりえます。「類は友を呼ぶ」ということわざもありますが、自分の接する人たちの評判が自分の評判にもなり得ることは覚えておきましょう。安易に人脈を広げすぎるのも考えものです。信頼のおける人とのつながりを大切にするようにしていれば、こうしたデメリットに悩まされることもないはずです。有益でない人脈のために貴重な時間が奪われたり、トラブルに巻き込まれたりすることのないように気をつけていきましょう。

■人脈作りのはじめ方とそのポイント

▼まずはどこからはじめる?

良い人脈が欲しいなら、まずは自分に目を向けてみましょう。「“目的”は何でしょうか?」「どんな人になりたいですか?」「特技は何ですか?」…。人脈作りの目標は、「会いたい」と思ってもらえるような人になることです。
どんなに素晴らしい人にたくさん出会っても、相手に自分を覚えてもらわなければ意味がありません。そのために役立つのが、「自分のスキルを磨く」ことです。自分自身に、相手に提供できるものや、相手にとってメリットになるものがあれば、対等な関係が築きやすくなります。相手にごまをする必要などありません。スキルを磨くために勉強会に参加するなど行動することで、努力の過程で出会う人たちとも人脈を作りやすくなります。
もともと知り合いが少なくても心配はいりません。同僚や学生時代の友人、親戚など、身近な人について思い出してみてください。何か専門のスキルを持っている人、自分と同じ価値観を持っている人はいませんか?自分と違う分野で秀でている人と知り合うのも大切です。人脈作りの場を探しているなら、社内サークルに参加したり、趣味・習い事をしたりするのもよいかもしれません。

再び調査の結果から、「あなたは、社内(社外)の人脈をどのように広げていますか」という自由回答形式の問いでは、

[社内]
「コミュニケーションを重要視する」(20代・女性・会社員)
「挨拶から明るくしている」(20代・男性・会社員)
「イベント」(50代・女性・会社役員/管理職)
「懇親会等」(30代・男性・会社員)
「日々の会話」(50代・女性・公務員/団体職員)
「飲み会などにマメに参加する」(30代・女性・会社員)
「facebook 会話 飲み会」(20代・男性・会社員)

[社外]
「学生時代の友人を介して飲み会を計画したり出かけたりします」(40代・女性・会社員)
「研修等に参加」(20代・女性・公務員/団体職員)
「仕事上の人達の紹介等」(20代・男性・会社員)
「ジムで知りあった人に仕事の話をしてみる」(50代・女性・会社員)
「趣味を通じて交流」(30代・男性・会社員)

などがあがりましたが、社内外にかかわらず、人脈を広げるために「特に何もしていない」という回答も目立ちました。人脈を広げたい気持ちをもっているものの、人脈を広げるために具体的・実際的な努力をしている人はまだ少数のようです。

▼コツやポイント

自分磨きをすると同時に、できれば、今、自分がいる場所よりもワンランク上の場所に行ってみましょう。
上質な空間には、業界でも力のある人が集まりやすい傾向にあります。たとえば、高級ホテルや飛行機を利用するならビジネスクラス以上を選ぶようにするとよいでしょう。また、セミナーや勉強会に参加するなら、有料でレベルの高いものがおすすめです。
また、会いたい人がいるなら、その人について知るようにしましょう。現代では、ブログやSNSなどから、さまざまな情報が手に入ります。そうした情報から、その人の趣味や興味があること、実績やモットーなどを知り、相手が話したい話題や喜ぶ話題を想定できるでしょう。その際には、どうやって自分が益を得るかではなく、相手が必要としているもの、自分がその人に与えられるものについても考えましょう。相手の必要を満たすものを提供できれば、また会いたいと思ってもらえるはずです。

▼会話の内容

ほほ笑みながら、相手の目を見て話すように心がけましょう。与えること、相手に自分と会うメリットを知ってもらうことは大切ですが、自分のことだけをアピールしては逆効果です。相手が話したいことを話すように心がけましょう。
普段からさまざまな分野の話題に興味をもっていると、さまざまなタイプの人と話すときに役立ちます。会話の間は、相手の話をよく聞き、話に沿った質問を積極的にしてください。相手の話をよく聞くと、相手をさらによく知ることができますし、次回以降の会話の参考にもなります。会話内容をメモしておき、次回会うときやメールをするときに、さりげなくそのことについて触れるのもよいでしょう。
相手の話を聞いたら、良い点を褒めるのも効果的です。愚痴や批判的なことは言わないように気をつけてください。また、教えてもらう姿勢や感謝の気持ちも忘れずに心がけておくようにしましょう。

▼実は間違っている人脈作りの方法について

正しい人脈作りのコツがわかったところで、自分の人脈・人脈作りを振り返ってみましょう。
「飲み会の誘いは絶対に断らない」というのは、確かに知り合う人たちと親しくなるためのよい方法かもしれません。しかし、ただ不平や愚痴を言い合っている環境なら、ビジネスの成功にはつながらないでしょう。
「異業種交流会」に積極的に参加し、名刺交換をするのは、より多くの人に出会うチャンスかもしれません。SNSで積極的に発信するのも、知り合いを増やすのに役立ちます。しかし、目的もなくやみくもに知り合いの数を増やしても、有益な人脈になるとは限りません。
ビジネスで成功するためには、大切にすべき人脈を的確に見極めることも重要です。短期的なビジネス上のメリットで選ぶのではありません。自分と同じ価値観を持っている人や、人間として尊敬できる人、お互いに良い影響力になれる人たちと接するようにしましょう。

■まとめ

今回は、成功するための人脈の作り方をご紹介しました。目的をしっかりともち、まずは自分のスキルを上げるために投資をするのが、人脈作りの成功の秘訣です。
お互いに助け合い成長できる、質の良い人脈を築きつつ、自分自身が他の人に会いたいと思ってもらえる人になれるように、努力していきましょう。


今回の記事には、下記の設計で実施したインテージの自主企画調査結果を用いました。

調査手法 インターネット調査
調査地域:全国
対象者条件:20-59 歳の有職男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
ウェイトバック:性年代別の有職者の構成比にあわせてウェイトバック集計
標本サイズ:826
調査実施時期:2017年6月2日(金)~2017年6月6日(火)

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