【未知との遭遇】Vol.2 ロボット掃除機

この【未知との遭遇】は、インテージの男性若手リサーチャー伊東祐貴が女性向け市場について知るべく、世の女性方の趣向やトレンドを実体験して学びを得る様をコラムでお届けするシリーズです。

第2回はロボット掃除機です。2018年2月のレポートです。

第3回の「ネイルケア」の記事へはコチラから


こんにちは。リフレッシュ休暇より無事に帰還した伊東です。
最強寒波が押し寄せる中、友人と関西で寺社巡りをしてきました。

【目次】

ロボット掃除機とは?

自動的に動いて掃除をするロボットです。

先進的なイメージが強いロボット掃除機ですが、以外にもその歴史は古いもの。
世界初の市販の家庭用ロボット掃除機は、スウェーデンのエレクトロラックス社が2001年に発売した「トリロバイト」と言われています。
「Roomba(ルンバ)」でおなじみ、アメリカのiRobotは1997年に試作機を開発、その後2002年に発売を開始しました。(日本への投入は2004年)

近年は日本メーカーも続々と市場に参入
2014年発売の東芝「TORNEO ROBO(トルネオ ロボ)」に続き、
2015年にパナソニックが三角の形状が特徴的な「RULO(ルーロ)」を、
2016年には、日立が小型機種の「minimaru(ミニマル)」を発売しています。

AIが搭載されたり、スマホで操作が可能な機種が発表されるなど、ロボット掃除機の進化はとどまることを知りません。

主婦層の家事負担の軽減はもちろん、平日は家を空ける働く女性や、掃除機がかけられない高齢女性の味方として、今後ますます社会に受け入れられていくことが予想されます。

体験レポートと今回の学び

ロボット掃除機は、以前案件を担当して以来気になる存在ではありました。

しかしながら、いびつな形状をした我が家でもきちんと走ることができるのか、それなりに高額だから失敗した時のショックは大きいだろう
そう思うとなかなか一歩を踏み出すことができません。

実物を見ないことにはらちが明かないので、ヨドバシカメラ秋葉原店に足を運びます。

部屋をなんとなくグルグル回るだけかと思っていましたが、見くびっていたようです。
壁への衝突を避けながら、あたかも意識を持っているかのように不規則に動くさまは生命を感じさせます。
これならば我が家でも活躍してくれそうな気がします。

帰宅後、価格comにてスペックと口コミ、価格で候補を絞り、YouTubeで実際の運転の様子を確認。
お目当ての商品が新製品の発売で型落ちとなっていたこと、ちょうどその週、回収不可能と思われた友人への貸出金5万円の返還目処が立ったことから、今が買い時と判断。

充電中は鈴虫が鳴くような、キーンと言う音が鳴るというネガ情報もありましたが、秋生まれの筆者にとってはむしろプラス要素です。

「この買い物は必ず成功する」。自信が確信に変わりました。

聞いたことも無いネット販売店に注文して待つこと1週間。

michi_2_1.png

我が家にRULOがやってきました。

走行ルートを確保すべく、簡単に部屋を片付けます。

michi_2_2.png

壁沿いをゆっくり動くRULO

その姿にはペットのような愛くるしさがあります。
ベッドの上からその様子を見ているだけでも楽しめます。

少々スマホに目をやっているうちに、RULOは廊下を移動していました。

その先には大きな段差がある浴室が待っています。

このままでは落下する
ベッドから飛び起きて哀れなRULOを追いかける筆者
しかしそれは杞憂でした。

michi_2_3.png
※画像は再度浴室にやってきた時に撮りなおしました

自動的に段差を感知し、引き返したのです。

なんと賢いのでしょう。

とてもいい買い物ができて満足です。

◆今回の学び

・ユーザー調査を行うとき、その商品を自分も使わないことには見えてこないものも多い。
 実際に商品を使ってから調査票を見てみると、全く別のものに見える。

・社会の変化に伴い、真面目さを美徳としてきた日本人に"サボる"ための商品が受け入れられつつある。
 例、ロボット掃除機、 セブンプレミアムのお惣菜を食卓に並べる、朝専用シートマスク「サボリーノ」

・万一お金を貸すときは返ってこないものと覚悟すべきである。

平日は予約設定で外出中に働いてもらい、土日はベッドの上から走る姿を眺めたいと思います。

Vol.1 ダンシングクラブへ
Vol.3 ネイルケアへ

著者プロフィール

伊東祐貴
伊東 祐貴(いとう ゆうき)
20代の男性リサーチャー。入社当時、全国女性消費者パネル(SLI)の運用に関わった経験から、女性向け市場を知るための体験レポートを社内に継続的に発信。歳の離れたきょうだいの視点も取り入れ、「いまのワカモノ」視点で市場を追っています。
著者の記事一覧はこちら

関連記事