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Halloween Night ~ハロウィン当日、渋谷駅周辺の人の動きがモバイル空間統計で明らかに~

※この記事は2016年11月のリリース記事を再構成したものです

ハロウィン当日、渋谷駅周辺の人の動きは?

今回は、以下の図の赤丸のエリア(おおよそ直径500m円)を対象に分析を行いました。

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次のチャートは、ハロウィン当日から翌日(10/31〜11/1)の渋谷駅周辺の人出を時間毎に追ったもので、2014年~2016年の3年を比較しています。

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ハロウィン当日が平日だった2016年と2014年は、17時台から人出が増え始め、20時台でピークに。一方、土曜日にあたった2015年の人出は、ピークの20時台まで直線的に推移しているのがわかります。また、月曜にあたった2016年は、2015年(土曜)、2014年(金曜)よりもピーク時間帯の人口が少なく、深夜帯(0時台以降)の歩留りも小さい様子が見てとれます。

次のチャートは、先のチャートに2016年のハロウィン前々日(土曜)と前日(日曜)の滞在者動向を加えたものです。

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29日土曜日の夕方から翌朝の滞在者数は、ふだんの週末に比べて5000人程度多く、当日が月曜だったため、「前倒し」で週末に渋谷でハロウィン気分を味わいに人が集まったことがうかがえます。

Key Point 1

ハロウィン当日が平日にあたった年は17時台から人が増え始め、20時台でピークに。直前の週末に「前倒し」で楽しんだ人も。

ハロウィン当日、渋谷駅周辺を訪れたのはどんな人?

年代構成に目を向けると、人出ピークの20時台とそこから深夜0時まで男女とも20代が最多。10代後半と20代を合わせると若年層が滞在者総数の過半数を占めます。

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深夜0時台も男女とも20代が最多で全体のほぼ半数。

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20代の、20時台から0時台の歩留り率は、男性で58%、女性でも47%でした。

Key Point 2

ハロウィン当日が平日にあたった年は17時台から人が増え始め、20時台でピークに。直前の週末に「前倒し」で楽しんだ人も。

ハロウィン当日、渋谷駅周辺を訪れた人はどこから来た?

最後に、ハロウィンを渋谷で楽しむ人たちはどこから来ているかを見てみましょう。

図表5は2016年ハロウィン当日(月曜日)、図6は前々日(土曜日)。両日とも、一都三県からの流入がほとんどで構成比も大きな差はありませんが、それ以外のエリアからの来訪者は、当日よりも週末だった前々日の方が多かったことが見て取れます。

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Key Point 3

ハロウィン当日に渋谷駅周辺を訪れた人の6割が東京都内からの来訪者。一都三県からの来訪者が98%を占める。

以上、渋谷駅周辺のハロウィンの人出について、「モバイル空間統計」を用いた分析結果をご紹介しました。今回は渋谷駅周辺にフォーカスしましたが、六本木や表参道などでも仮装を楽しむ様子が報道されており、集計エリアを拡大してみるとまた違う傾向が見えてくるかもしれません。

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今回の分析ではモバイル空間統計を利用しています。モバイル空間統計とは、ドコモの携帯電話ネットワークのしくみを利用して作成される、人口統計情報を提供するサービスです。 ドコモの携帯電話ネットワークは、基地局エリア毎に所在する携帯電話を周期的に把握しています。この仕組みを利用して携帯電話の台数を集計し、ドコモの普及率を加味することで人口を推計することができます。本サービスにより、地域の人口分布や、性別・年齢層別・居住地エリア別の人口構成などを知ることができます。

※「モバイル空間統計」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

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