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家計直撃!野菜高騰 ~野菜の支出は1.3倍に!
PICK UP
  • 高騰の始まりは8月末、10月から多種類に拡大
  • 野菜の支出は10月から増え、ピークの11/14週には前年の1.3倍に
  • 高騰対策で豆苗、カット野菜、冷凍野菜の販売に大幅な伸び
株式会社インテージは、2016年秋の野菜高騰の実態をSRI生鮮惣菜データで明らかにしました。

※本レポートに使用した当社調査データについて

・SRI生鮮惣菜データ
市場推計POSデータとして幅広いお客様に利用されている「 SRI(全国小売店パネル調査)」をベースに、生鮮・惣菜分野の販売動向をとらえられるデータベースです。 週次で収集した全国582店舗のスーパーマーケットでの生鮮(農産・畜産・水産)・惣菜・たまご・ベーカリー・生花の販売POSデータを用いて生鮮・惣菜市場の動きをタイムリーに捉えられます。

みんレポ
アプリをインストールした会員約7万人(2016年7月現在)から「買った」「食べた」「行った」などの生活情報全般を写真付きでレポートしてもらい、企業はASPサービスを通して、レポートを閲覧したり、様々な視点から情報を分析できるサービスです。



調査結果

日々の買い物で実感する野菜の高騰。三重県鈴鹿市での給食中止など、この秋、ニュースでよく耳にしました。
長引く価格の高騰、生活者はどのような対策や工夫をしているのでしょう?







ほうれん草の代わりに「●●」。販売数を3倍に伸ばしたこの野菜とは? 
その答え、この記事を読んでぜひチェックを!

それでは、この夏以降の野菜価格の動きと家計への影響、インテージのSRI生鮮惣菜データで見ていきましょう。

高騰の始まりは8月末、10月から多種類に拡大

次の図表は、野菜の分類(*1)ごとに、平均単価(*2)の前年比を追ったもの。

[図表1]
野菜種類別の単価上昇率
Data:SRI 集計期間:2016/8/1~11/27


高騰の動き、8月最終週から始まっているのがわかります。
この時に上がり始めたのは根菜類とマメ科野菜類。ニンジンやエダマメ。この時期の主産地は北海道。3つの台風上陸の直撃を受けたようです。

さらに、9月は長雨続きの天候不順。
その影響から、10月に入り、それまで安価だったキャベツ、青菜などの葉茎菜類と、キュウリ、トマト、ピーマン、ナスなどの果菜類も上がり始めました。
根菜類でも、ニンジンに加えて大根の値も上がり、価格上昇の勢いは止まらず。
この葉茎菜類と果菜類、全体の野菜販売個数の半分近くを占める、よく食卓にのぼる野菜たち(図表2)。
この頃から野菜の高騰実感が強まってきたようです。
11/21週に入って、ようやく上昇傾向の落ち着きが見られだしました。


[図表2]
野菜種類別の販売個数構成比
Data:SRI 集計期間:2015/8/3〜11/29(昨年同時期のデータ)


野菜の支出は10月から増え、11/14週には1.3倍に

野菜の販売個数を見てみると、価格高騰の前後で傾向は変わらない一方、 販売金額は10月に入って上昇を続け、11/14週には前年比132%と上昇はピークに(図表3)。
言い換えると、野菜の支出が約1.3倍に増えたということ!
食卓に欠かせない野菜の値上がり、家計への影響の大きさがうかがえます。


[図表3]
野菜販売の対前年値
Data:SRI 集計期間:2016/8/1~11/27


高騰対策で好調な、豆苗(前年販売数の3倍)、カット野菜(同1.4倍)、冷凍野菜(同1.3倍)

家計への影響を減らす工夫、買われる野菜の種類の変化から見て取れます。
10月以降、高騰している葉茎菜類や果菜類の販売が大きく減り、比較的価格の安定しているキノコ類や発芽野菜類(豆苗、カイワレ)が増えています(図表4)。


[図表4]
野菜種類別 販売個数構成比の変化
Data:SRI 集計期間:2016/8/1~11/27


特に豆苗は規模は小さいながら前年の約3倍にまで販売数が増加!(図表5)

[図表5]
発芽野菜類の伸び
Data:SRI 集計期間:2016/8/1~11/27


モヤシやカイワレなど他の発芽野菜に比べて緑が濃くボリューム感があり、青物の代わりに使われている様子。
そしてこんな節約ポイントも人気の秘密かも?






このほか、価格がほぼ変わらないカット野菜冷凍野菜の活用も。










カット野菜は最大で対前年148%、冷凍野菜は対前年129%の伸びを見せていました(図表6)。
そんな中、価格上昇に落ち着きが見られだした11/21週にはこれまで急激に伸び続けていた傾向が減速。
価格の変化に消費者がビビッドに対応し、買い物行動を変えていることがわかります。



[図表6]
代替商品の伸び
Data:SRI 集計期間:2016/8/1~11/27


そろそろ鍋ものが多くなる季節。 野菜価格の落ち着きが進み、葉もの類たっぷりのお鍋を気軽に楽しめるようになるといいですね。



*1:ここでは以下の分類を使用しています。
  (総務省の家計調査の分類を基にインテージで作成)
葉茎菜類:キャベツ、白菜、ねぎ、ほうれんそうなど
果菜類:きゅうり、トマト、なす、ピーマンなど
土物類:たまねぎ、じゃがいも、さつまいもなど
きのこ類:しめじ、えのき、まいたけなど
根菜類:にんじん、だいこん、れんこん、ごぼうなど
つまもの類:しょうが、しそ、みょうがなど
発芽野菜類:もやし、かいわれ、スプラウトなど
豆科野菜類:えだまめ、いんげん、さやえんどうなど

*2:平均単価
野菜の分類別(根菜類など)の販売金額を販売個数で割って算出しています。
このため、より売れている種類(にんじん、大根など)の価格が反映されています。



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インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・

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調査会社概要

【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。

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