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健康市場を勝ち抜く食品・飲料マーケティングセミナー
開催報告

2016/07/08

2016年6月30日(木)、「健康市場を勝ち抜く食品・飲料マーケティングセミナー~食品・飲料の健康価値を最大限に高め、健康市場を勝ち抜くマーケティングを考える」を開催致しました。開催案内後即日満員となる盛況ぶりで、当日も106名と多数のお客様にご参加いただきました。

開会の挨拶として、インテージFMCG事業本部 健康プロジェクト 桜木祐之より、「健康食品・サプリメント市場を定義し、生活者視点による利用目的:ヘルスベネフィットから市場を捉える取組を進めてきたが、この視点が一気に食品、飲料に展開されてきた、より広くヘルスベネフィットを捉えなおすべき」と提言。そして、本セミナーのプログラムで、(株)グローバルニュートリショングループ 代表取締役 武田猛氏、(株)インテグレート 代表取締役CEO 藤田康人氏、そして(株)大広 アクティベーションデザイン統括ユニット アクティベーションデザイン推進局 エグゼクティブプロデューサー 松浦信裕氏にご講演いただきました。最終セッションは討論形式で、(株)インテージコンサルティング エグゼクティブコンサルタント 新川博己が加わり、直近の市場動向の解説と今後の展望を提示しました。

本セミナーは、下記3つのセッション・テーマについて、外部講師をお招きし、最新情報を交えてお話いただきました。

はじめに、武田氏からは、機能性表示食品制度のいまと題して、最新の機能性表示制度届出状況、申請各社の取り組み状況のほか、制度の活用を検討するにあたり留意すべきポイントや、ヘルスベネフィット別の生活者分析をお話しいただきました。切り口を変えることにより浮き彫りになる、生活者の課題や、メーカーをはじめとする供給側の課題などを具体的な事例とともに語られました。また、今後機能性表示食品制度で注目される機能(領域)等、海外事例も交えてわかりやすくお伝えいただきました。

次に、藤田氏からは、原料ブランディングの進め方と題して、機能性・健康価値を提供する商品、ブランドづくりの極意、商品価値を一過性で終わらせないための、マーケティング戦略、藤田氏の提唱するIMCマーケティングの最新事象等について、具体的なメディア露出素材、ビデオを交えながら楽しくお話いただき、必ず存在する、各メーカーの黄金文脈を見つけることが重要であると語られました。

最後に、座談会として「ヘルスケアフーズの事業戦略アプローチの新視点」~商品フォーメーションによる事業ドメイン形成で、自らの“土俵”を鮮明に~と題して、松浦氏、新川より、生活者の購入に至るまでの行動、生活者に支持される魅力的な商品作りのポイント等について、インテージが保持するデータ、調査結果をもとに、新たなヘルスケアフーズマーケティングに関して、黄金文脈をもとにした商品開発、コンカレントマーケティング実行の提案を行いました。

ご来場いただいたお客様からは「顧客視点のベネフィット分析が印象的」「素材をベースとしたストーリー作りとインサイトの活用方法がたいへん参考になっ た」「失敗事例も含めてのご説明がとても分かりやすかった」「機能性表示さえできれば良いわけではなく、その他のストーリーをしっかり構築していくこと が大切であることを強く認識」などのお声をいただき、事後アンケートでも多数の質問や要望が寄せられ、興味・関心の高さがうかがえました。