データの品質を向上させるための
努力は惜しまない。

新卒で入社後は6年間、インターネットリサーチを担当していました。食品、飲料、日用雑貨、自動車など、携わった案件は幅広いです。1社にいながら、多種多様な業界・商材のマーケティングに関われるのはインテージだからこそだと思います。お客様企業と対峙している企画営業の担当者が作成したリサーチの要件定義に則り、インターネットというフィールドでどのように調査していくのか設計し、実施していきます。自分が行ったリサーチ結果を基に、お客様企業のマーケティング活動における意思決定が行われるため、その責任は重大です。リサーチにおいて最も大事なのはデータの品質です。当然ですが、いくら提出した報告書が秀逸であっても、データそのものに間違いがあると、その価値は根幹から崩れてしまいます。高い品質を担保するためにも、努力は尽きません。例えば、アンケート結果の信憑性において疑わしいものはないか確認する際は、最終的には人の目でチェックしていきます。機械的なチェックも行いますが、定性情報は人が確認し、チェックを何重にも繰り返すことで高い品質を担保しているのです。また、モニターがスムーズに回答しやすいようにアンケート画面を工夫し、選択ミスや回答ミスを低減させる取り組みも行っています。やや泥臭いイメージを持たれるかもしれませんが、このような一つひとつの努力がデータの品質を支えているのです。
お客様企業により近い企画営業を担当することで、様々な気付きや学びを得る。

入社7年目のタイミングで、FMCG事業本部に異動しました。インテージにはキャリアデザイン制度があります。節目に直属の部長と面談の場を設け、自身のキャリアプランについて共有・検討します。これまでは直接お客様企業と接する機会が無かったため、視野を広げていくためにもお客様企業により近い距離でソリューションを提供したいと思い、異動を希望していました。現在は企画営業として、大手食品メーカー様を担当しています。実際に企画営業を経験することで、様々な気付きや学びがありました。例えば、お客様企業のマーケティング活動における課題とその打ち手であるマーケティングリサーチの関係性がよりクリアに見えるようになりました。また、お客様企業の視点で考えるようになり、思考における観点の数が増えたと思います。一方で、抽象度の高い課題を具体化する難しさや、課題に対して数多くあるインテージの調査手法の中から最適な打ち手を選択する難しさも実感しました。インターネットリサーチの経験は豊富であるため、その点においては強みになりますが、まだまだ学ぶべきことは多いです。経験を積んで、課題解決に導く引き出しの数を増やしていきたいと思います。
お客様企業の期待値を超える価値を提供する。

お客様企業と対峙することで、自分が提供したいと考える価値にも変化が起こりました。インターネットリサーチにおいては、データの品質を高めることに価値があると考えていました。企画担当となった今は、それは前提としてもちろんのこと、お客様企業の課題にフィットしているか、期待を上回る新しい示唆を提供しているかという点を追求するようになりました。私達は社会全体を俯瞰し、幅広い視点で物事を見ることができます。だからこそ、お客様企業に提供できる観点も多いはずです。そしてお客様企業からも、インテージだからこそ提供できる第三者的な視点を求められています。お客様企業の期待値を超える価値を提供することは簡単ではないですが、上司や先輩社員からアドバイスをもらいながら愚直に取り組んでいます。