気象データによる商品需要予測
日本気象協会「気象情報をもとにした商品需要予測情報提供・コンサルティングサービス(商品需要予測事業※1)」において、インテージの全国小売店パネル調査データSRI+®※2を需要予測に活用することで、高精度の予測データのご提供が可能となります。
過去の市場データと気象予測データの分析結果をもとに、数日先~数か月先の未来需要がわかる
エリア・業態別に、カテゴリー単位からSKU単位まで需要がわかる ※SRI+のデータ単位に基づく
カテゴリーの需要傾向から、自社製品の生産・配送計画に役立つデータまで、目的に応じた需要がわかる
サービスの概要
SRI+データを契約している企業様が日本気象協会にSRI+データを開示することで、気象データに基づいた需要予測という「未来を知るためのデータ」として、SRI+データをご活用頂けるというサービスです。
SRI+データご契約社様との「第三者開示利用※3によるデータ活用」の規約に基づくサービスとなります。
気象データによる商品需要予測の特徴
「気象」をリスクからチャンスに
気象の特徴として、
- 1)
あらゆる産業に気象リスクがある
- 2)
気候変動で未経験な極端気象の出現が増えている
- 3)
気象は、物理学的手法によって精度の高い未来の予測が可能なデータである
が挙げられます。
日本気象協会は「気象」をうまく活用することで、ビジネスにおけるリスクをチャンスに変えることを目指し、「世界で最も高精度で詳細な気象データ」を活用している他、需要予測の精度を高めるために、独自の「人口重み付け気温」や「体感気温」を活用することで、特徴的な予測サービスを提供しています。
SRI+を活用することで需要予測の精度を向上
需要予測に利用するデータはPOSデータや出荷データなど様々ありますが、SRI+を活用することで高精度の予測データが可能※となります。
過去のSRI+データの活用
日本気象協会に、お客様から過去数年分のSRI+データをご提供いただくことで、対象商品と気象との関係(気象感応度)の解析サービスが受けられます。
さらに解析結果を元にした需要予測の計算式から、需要予測情報を得られます。
最新のSRI+データの活用
日本気象協会に、お客様から最新のSRI+データをご提供いただくことで、計算式が高度化された、さらに高精度の需要予測結果を得ることができます。
※SRI+は異常値データのクリーニング処理などを施すことで、気象に影響される市場の動きを的確にとらえることができるため、高精度のモデル作成に適しています。
様々な一般消費財カテゴリーに対応
日本気象協会では、様々なカテゴリーの販売情報を収集しているSRI+データを用いて、気象感応度が高いカテゴリーを絞り込む解析実験を行っています。
気象感応度が高いカテゴリーは、これまでの成果からも高い需要予測効果が期待できることが分かっています。
また、この解析により、食品以外にも気象データによる需要予測が向くカテゴリーが確認されています。
SRI+(全国小売店パネル調査)の特徴、調査概要はこちらから
SRI+(全国小売店パネル調査)の活用方法
ABC分析
ピークイン/アウトの可視化
需要予測
要因分解
※1.商品需要予測事業
気象のデータと商品の販売データなどを解析することにより、将来の商品量需要を高精度で予測。気象情報を軸とした需要予測の提供・コンサルティングを行う。
※2.SRI+データ(全国小売店パネル調査データ)
国内小売店パネルNo1※※のサンプル設計数とチェーンカバレッジを誇る、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア、ドラッグストア、専門店など全国約6,000店舗より継続的に、日々の販売情報を収集している小売店販売データです。
※SRI+では、統計的な処理を行っており、調査モニター店舗を特定できる情報は一切公開しておりません
※※2019年3月現在
※3.第三者開示利用
インテージが顧客との間に締結する契約に含まれ、SRI+データ契約顧客が、パネル調査データベースの一部を第三者に開示する上で従うことを定めた基準。