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2017/03/13イベント・セミナー

「これからのデジタル×TV戦略~効果最大化のための仕掛け」開催報告

2017年2月13日(月)に、「これからのデジタル×TV戦略~効果最大化のための仕掛け」と題するセミナーを開催しました。

今回のセミナーでは、インテージが提供するメディア情報ソリューションを活用した、メディア・プランニングやクリエイティブ領域での先進的な取り組みを、パートナー企業様のご講演を通じてご紹介し、改めてデジタルとTVの組み合わせ方について考えていただく機会のご提供を目的としました。

当日は、飲料・食品・日用品カテゴリーや金融などのサービス業等々、様々な業界でコミュニケーション分野に関わる方々約100名にご参加いただきました。技術の進歩や複雑化する生活者を踏まえ、効果が最大になるようにデジタルとTVの組合せ方を模索していく必要が顕在化する中、本セミナーへの関心の高さがうかがわれました。

最初にご登壇いただいた、株式会社サイバーエージェント インターネット広告事業本部 オンラインビデオ総研所長 酒井 英典 様と、同社インターネット広告事業本部 次世代ブランド戦略室マーケティングサイエンスユニット シニアプランナー 田口 彩人 様からは、「徹頭徹尾、データに基づいた広告最適化へ」という演題で、インターネット動画広告を活用する上での研究と運用についてご講演いただきました。TV離れが進んでいる若年層を「ローテレ(Low TVCM Reach User)層」と定義し、ローテレ層へのCM(動画)リーチを高めるための取り組みや、デジタルとTVをシームレスにつなげるための共通指標化の取り組みやメディア毎の入札アルゴリズムの研究についてもご紹介いただきました。
運用に関しては、本当に情報を届けたい生活者への精度の高いプランニングを実現するため、豊富な運用実績に基づき、メディア毎の特性や利用者の特徴を把握する取り組みを紹介いただきました。インテージが提供するメディア接触データ「i-SSP(INTAGE Single Source Panel)」が出稿計画の立案に役立ったという事例のご紹介もありました。

2つ目の講演は、Google合同会社マーケットインサイト リサーチマネージャー 巳野 聡央 様より「Design Optimization Study For Mobile」と題して、「モバイルのバナー枠における動画広告の最適な形とは?」をテーマとした取り組みをご紹介いただきました。メディアバイアスを除去した純粋なクリエイティブの効果測定の方法として、インテージ「Ad Trace Panel」を利用した配信実験の結果や、広告のフォーマット(静止画/動画)や内容(画角やキャプション)によって広告効果が異なる事、Viewability(広告が可視領域に掲載されるか)やDecay(減衰・忘却)の影響を考慮する必要があること等、豊富な事例をご紹介いただきました。

最後に、株式会社サイバーブル 営業統括 宮田 崇平 様より「スマホ(デジタル)を活用する際のクリエイティブ最適化とは? 」という演題でご講演いただきました。
インテージが提供する「表情解析」リサーチを活用し、分解したシーンごとに表情の変化とアンケート結果を把握してクリエイティブの改良を行う事例のご紹介がありました。様々な動画の結果を比較することによって、動画が刺さるターゲットを明らかにして役割を見直し、次のクリエイティブ戦略へ活用される実践的な取り組みをなさっているそうです。

参加いただいた方々からは、アンケートにて「動画広告の検証に関する具体的な取り組みを紹介いただき参考になった」「ターゲットによって、広告ツールを変えていくことが改めて必要だと感じた」等のご意見を頂戴し、示唆に富んだ場となった様子がうかがえました。

インテージは、今後もメディア情報ソリューションを活用し、デジタル化に適用した新たな課題に取り組み、様々な業界のお客様のマーケティング活動に貢献してまいります。