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「モバイル位置情報活用セミナー
~観光ビッグデータ活用の最前線」開催報告

2017/02/13

1/30(月)15:00ー17:30、富士ソフトアキバプラザ6Fセミナールーム(千代田区)において、「モバイル位置情報活用セミナー・観光ビッグデータ活用の最前線」と題する自社セミナーを開催いたしました。
今回は、10月のインテージフォーラムにおいて実施したセッション「モバイル位置情報でつなぐ生活者の行動と意識」からの発展形として、位置情報データがもっとも活用の期待できる適用領域である『観光・旅行』分野にフォーカスし、専門家にご講演いただきました。また、この領域でのインテージグループのソリューション・サービスの紹介も行いました。

当日は旅行代理店や交通・運輸業、広告関連のほか地方自治体、日本版DMO関連団体など幅広い業界・団体から約80名にご参加いただき、観光・旅行業界でのビッグデータへの関心の高さがうかがわれました。

セミナーではまず、首都大学東京教授でツーリズムの研究・教育の第一人者である清水哲夫氏が登壇、セミナーのタイトルである「観光ビッグデータ活用の最前線ー地方創生・インバウンド・日本版」という演題で講演いただきました。
国土交通省・観光庁で各種の委員を歴任されたご経験から、観光振興に関わる国・自治体の取組み状況や政策・施策などの背景情報を踏まえながら、観光行動についての多種多様なデータの状況と、それらを収集・分析・理解・活用するうえで必要な”課題意識”と”技術”をもった人材の育成が官民を問わず喫緊の課題であるとのお話がありました。
講演の中では、法制化された観光圏制度の概念とその施行主体(担い手)としての日本版DMOの意義や、代表的な観光位置情報・目的地検索ビッグデータのご紹介もありました。

つづいてドコモ・インサイトマーケティング エリアマーケティング部の渋谷大介氏が登壇、「ドコモ・モバイル位置情報の最新状況」という演題で講演いただきました。
説明の重点は、生活者の移動・流動状況を捉えるデータとしてサービスインしている「流動統計」「動態統計」に置かれており、観光・旅行業界での集計・分析の事例を豊富に織り込んだ、示唆に満ちた内容でした。特に日本版DMO向けに新たにリリースされた「DMOパッケージ」は、訪日外国人の観光行動について定量・移動・分布の3つの視点からKPI(評価指標)を意識したデータセットになっており、最新情報としてさらにこの「国内観光客」版を近々リリース予定であるとのご紹介もありました。

最後のパートでは、インテージグループから観光・旅行業界向けのサービス・ソリューションを紹介。
前半ではインテージ・DCG・サービス事業本部の住吉智哉より、「旅行マーケティング支援サービス」として旅行前のWebでの情報接触ログによる”カスタマージャーニー”の解析事例と、これに紐づくアンケート調査を自主企画として実施、集計中であることを報告いたしました。
また後半にはシステムソリューションに強みを持つ、インテージテクノスフィア・新規事業開発本部の松野紳一より、観光予報プラットフォームなどの公表統計データをさらに有効活用するためのマルチデータプラットフォーム「DataMashup(データマッシュアップ)」を使ったデータ統合分析について、デモンストレーションを交えてご紹介いたしました。

観光行動は、旅行を思い立ったきっかけに始まり、旅行前の情報収集から宿泊・交通手段の手配、現地での周遊経路、帰着後のSNSへの発信など、そのすべてのプロセスでビッグデータが発生また循環しており、位置情報による行動ログだけでなく、その前後の意思決定プロセスを含めて、旅行者の全体像を理解・把握する必要があります。
インテージでは、モバイル位置情報を含む多種多様なデータを有効化(アクティベイト)する領域として、今後もこの観光・旅行分野に注力してまいります。
前述した自主企画調査については、情報接触ログと紐づけた観光客へのアンケート結果をレポートとして後日公開いたします。ぜひご期待ください。
また、訪日外国人の増加と消費の質的変化については、3月上旬に「インバウンドセミナー」にて別の視点からも取り上げる予定です。