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BSE(牛海綿状脳症)・鳥インフルエンザに対する意識調査(2004年2月)
PICK UP
  • 家庭では牛肉・鶏肉料理が減少
  • 政府の牛肉輸入禁止措置は87%が支持
  • BSE・鳥インフルエンザは「怖い病気」が8割以上
株式会社インテージは、BSE(牛海綿状脳症)と鳥インフルエンザに対する意識や態度についてのインターネット調査を行った。
調査概要
調査方法
ウェブ上でのアンケート調査
調査期間
2004年2月13日から16日まで
調査対象
全国15歳から49歳までの男女個人(Yahoo!リサーチモニター)
回答者数
442人(男性232人、女性210人)
年代
10代‐14.3%、20代‐25.6%、30代‐29.4%、40代‐30.8%
職業
フルタイム(社員、契約、派遣を含む)‐44.6%、パートタイム・アルバイト‐15.6%、自営業・自由業‐8.8%、専業主婦‐6.6%、学生‐18.8%、無職‐0.9%、その他‐4.8%
調査結果

家庭では牛肉・鶏肉料理が減少。政府の米国産牛肉輸入禁止措置は9割近い人が支持

調査の回答結果から、BSE・鳥インフルエンザともに怖い病気であると認識され、3割の人が家庭での牛肉・鶏肉料理の回数を減らしていること、日本政府の米国産牛肉輸入禁止措置が9割近い人に支持されていることなどが明らかとなった。

この調査は2月13日から16日にかけてウェブ形式のネット調査として実施され、20歳から49歳まで442人の回答が得られた。
「BSEは怖い病気だと思いますか」という質問に「怖い」「非常に怖い」と回答した人の合計は85%となり、また鳥インフルエンザについての同じ質問でも88%の人が「怖い」「非常に怖い」と答えている。
実際、最近1ヵ月の家庭でのメニューについてきいたところ、牛肉料理が「減った」あるいは「かなり減った」人は32%、鶏肉料理についても同じく27% となっており、BSE、鳥インフルエンザへの不安が家庭の食卓にも影響を与えていることが分かる。逆に魚料理と豚肉料理は、「増えた」「かなり増えた」と答えた人が、それぞれ27%(魚料理)、22%(豚肉料理)となった。
外食の変化については、また違った回答傾向があった。「牛丼チェーン店」に行くことが「少し減った」「かなり減った」人の合計は15%で、逆に「少し増えた」「かなり増えた」人は9%いた。いわゆる“駆け込み需要”を生んだのはこの人たちかも知れない。

感染ルートの質問(複数回答)では、鳥インフルエンザは「感染した鶏肉を食べることで感染する」と答えた人が33%、BSEは「人間には感染しない」と答えた人が20%となっており、一部では正確な理解がされていないといえる。

日本政府の措置(全頭検査実施まで米国産牛肉を全面輸入禁止にする)に対しては、87%の人が「正しいと思う」としており、「全頭検査が実施されるまで輸入を緩和すべきではない」も63%と、今回の措置を支持する回答者の割合が高い。
さらに輸入禁止措置を「正しいと思わない」人(13%)にその理由(複数回答)をきいたところ、60%もの人が「全頭検査をしても安全とは限らないので」と答えており、一部の消費者に強い不安感があることがうかがえる。

参考)
家庭でのメニューの変化

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ex)
インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・

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調査会社概要

【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。

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