ECパネルをリニューアル、より実態に近い市場動向把握へ

Share

株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩、以下:インテージ)は、ECパネルデータサービスをリニューアルし、本日よりリリースいたします。

本サービスでは、多くの国内ECサイトより収集している販売実績を集約し、国内EC市場の規模を推計しています。カテゴリーごとの規模、メーカーシェアや商品シェア等を月次トレンドでご覧いただくことができ、国内EC市場の市場把握等にご利用いただけます。

今回のリニューアルでは、データの最小粒度である“商品(JAN)”の特定強化を行いました。結果、国内EC市場における商品動向やメーカー動向等をより実態に近い状態で把握できるようになりました。また、対象カテゴリーも拡大しております。

サービス概要

市場推計方法 多くの国内ECサイト様よりご提供いただく販売実績を集約し、
SCIデータ、外部統計各種データ(公的統計など)を参考にして市場規模を推計
対象カテゴリー <ヘアケア> シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、アウトバスヘアケア、育毛トニック
<洗濯用品> 洗濯用洗剤、柔軟剤
<紙製品> ぬれティッシュ、紙おむつ、大人用紙おむつ、生理用品
<ペットフード> ドッグフード、キャットフード
<薬効> 薬効
※対象カテゴリーは順次拡大予定
商品の切り口 メーカー/JAN/サブカテゴリ―など
エリア/業態区分 全国計/EC計 ※サイト別は閲覧不可
提供データ期間 2017年1月度~ ※月次が最小粒度
指標 マーケットサイズ、マーケットシェア、単価など(=マーケットサイズから算出できる指標)

リニューアルの背景と取り組み

国内EC市場は年々拡大しています。その中で、インテージは国内EC市場の規模推計に取り組み、2017年に前身サービスをリリースしました。その際の最大の課題が「商品(JAN)の特定」であり、これまで本課題への取り組みを進めてまいりました。スーパーマーケットやドラッグストアなどのいわゆるリアル店の商品販売は、主にJANコードで管理されます。JANコードがわかればインテージの保有する商品マスタと紐づけることで商品内容を詳細に把握することができます。一方で、ECでの商品販売は、JANコードで管理されていない場合も多く、すなわち商品内容を把握することが難しくなります。よって、「商品(JAN)の特定」を強化する必要がありました。

今回のリニューアルでは、商品名称からJANコードを特定する技術を導入し、JANコードで管理されていない販売実績に対し、一定のJANコードを付与することを実現しています。

今後の展開

今後は、商品(JAN)特定の技術を向上させ、販売実績におけるJAN付与率の向上を進めるとともに、対象カテゴリーの拡大を進めてまいります。また、近々にSRI®(全国小売店パネル調査)のリアル店市場の推計データとの統合を行い、リアル店市場とEC市場をまとめて活用できる国内最大のデータベースへと発展させてまいります。


【SRI®(全国小売店パネル調査)とは】
国内小売店パネルNo1(2019年現在)のサンプル設計数とチェーンカバレッジを誇る、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア、ドラッグストア、専門店など全国約4,000店舗より継続的に、日々の販売情報を収集している小売店販売データです。

※ SRI®では、統計的な処理を行っており、調査モニター店舗を特定できる情報は一切公開しておりません。

株式会社インテージ

株式会社インテージは1960年に創業。インテージグループとしてアジアNo.1*であるマーケティングリサーチ/インサイト事業に加えてマーケティングソリューション事業を展開し、9か国の海外拠点とともに国内外の企業・団体のマーケティング活動を総合的に支援しています。事業ビジョンとして“Create Consumer-centric Values”を掲げ、深い生活者理解とデータ活用の高度化による顧客企業支援を通じ、生活者の幸せの実現を目指しています。
*「ESOMAR’s Global Top-50 Insights Companies 2024」に基づく(グループ連結売上高ベース)

株式会社インテージ

本件に関するお問い合わせ

  • 株式会社インテージパネルリサーチ事業本部

  • 担当 : 渡辺(わたなべ)

  • お問い合わせ先 : ec-support@intage.co.jp

報道機関からのお問い合わせ

  • 株式会社インテージ

  • 広報担当 : 下河原(しもがわら)/星(ほし)

  • TEL : 03-5294-6000

Share