『健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2022』発刊 日本の健康食品・サプリメント市場は1兆3,729億円で横ばい

~「コロナ前より健康気にする」人は55%で、3年連続5割超。ストレス、女性関連市場が拡大~

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株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:檜垣 歩、以下インテージ)は、生活者14万人へのアンケート調査からセルフヘルスケア(生活者の健康消費・活動)に関わる市場実態をまとめた『健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ+セルフヘルスケア市場実態把握レポート2022年度版』(以下『健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2022』)を12月12日に発刊します。
市場全体の把握、商品・サービスの企画、ニーズボリュームの確認、販売チャネル選定など、幅広い目的に活用いただける本レポートより、最新の市場動向の一部をご紹介します。

健康食品・サプリメント市場動向

  • 2022年度の日本の健康食品・サプリメント市場規模(弊社推計)は1兆3,729億円で、対前年±0%の横ばい。同利用者数(弊社推計)は5,048万人で、対前年2.0%減少した。また、1人当たり平均購入金額は27,195円で、対前年2.0%増加した
  • 性年代別にみると、1人当たり平均購入金額で、「男性」が対前年1.7%、「女性」が2.2%増加した。特に「男性20代」が対前年38.3%、「女性20代」が対前年20.2%と急増した。さらに「男性60代」で対前年10.6%、「女性70代」で対前年7.1%、「女性15~19歳」で対前年6.5%増加している
  • ヘルスベネフィット別に顕在市場規模をみると、「健康維持・増進」がトップ。以下、上位は「美肌・肌ケア」、「栄養バランス」、「疲労回復」、「関節の健康」となった。対前年の動きをみると、ストレス関連や女性関連の市場の拡大が目立った(ストレス関連:「更年期障害対策」、「不眠・睡眠障害対策」、「抗ストレス・ストレス対策」。女性関連:「更年期障害対策」、「生理痛・生理不順対策」、「妊娠期の母体・胎児の健康」、「むくみ対策」、「授乳期の母親・乳児の健康」。いずれも対前年10%以上増加で、増加率の大きい順)※弊社規定のヘルスベネフィット47種類中

コロナ禍のセルフヘルスケア意識・行動への影響

  • コロナ禍も3年目となるが、コロナによる生活者のセルフヘルスケアへの意識変化は続いている。2022年度も過去2年とほぼ変わらず、健康に関心がある生活者の半数以上が、コロナの流行やそれに伴う行動様式の変化により、健康に関わることで「以前よりも気にするようになったことや、新たに気にするようになったことがある」と回答している(図1)
  • 健康に関心がある生活者において「コロナ以降支出が増えたもの」上位は、「医療雑貨(マスク等)」、「生鮮食品」、「一般的な食品・飲料(トクホや機能性表示含む)」、「健康食品・サプリメント(トクホや機能性表示含む)」、「軽い運動」。一方で「今後も、または今後、支出が増えそうなもの」上位は、「生鮮食品」、「一般的な食品・飲料(同上)」、「医療雑貨(同上)」、「健康食品・サプリメント」、「軽い運動」となっている。「コロナ以降支出が増えたもの」と「今後も、または今後、支出が増えそうなもの」を比べると、「医療雑貨(同上)」へのニーズは勢いを減じる一方、生鮮食品や一般食品による普段の食生活のなかでのケアニーズの高まりが見込まれる(図2)

(図1)コロナにより、健康について「以前より/新たに気にするようになったこと」がある人

(・単一回答 ・ベース:健康関心者 ・サンプルサイズ:n=84,275(’22)、86,705(’21)、86,482(’20) ・調査時期:各8月)

(図2)「コロナ後支出が増えたもの」と「今後支出が増えそうなもの」(後者の上位10品目)

(・複数回答 ・ベース:健康関心者 ・サンプルサイズ:n=10,866 ・調査時期:2022年9月)

健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2022概要

2012年度に発刊を始めた本レポートは、漸次発展しつつ今年度で11年目となり、延べ340社以上に提供実績があります。今年度は、生活者14万人以上に対する大規模サンプリング調査を行い、「健康食品・サプリメント市場」「ヘルスケアフーズ市場」「セルフヘルスケア市場」の3つの市場で、市場規模推計や商品・サービス利用者の分析結果をサマリーレポートにまとめました。最新のセルフヘルスケア市場の実態把握を通じて、皆さまの課題解決やビジネス拡大の一助となれば幸いです。

レポート名 健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2022
(健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ+セルフヘルスケア市場実態把握レポート2022年度版)
納品物 調査サマリーレポート(PDF)、EXCELデータシート(レポート掲載外の数表含む)
お見積 上記一式:45万円(税抜き)

オプション

セルフヘルスケア・データベース2022(調査結果のALLデータ集計セット):200万円
※貴社内で自由に集計できます

レポートの
サンプル

レポートのサンプルは以下URLからご覧いただけます。
アウトプットイメージや内容の確認にご利用ください。

URL:https://www.intage.co.jp/information/healthcare2022.html

調査・分析概要

  健康食品・サプリメント
全国10.4万人調査
健康食品・サプリメント
健食サプリ現使用2万人調査
ヘルスケアフーズ&
セルフヘルスケア全国1.2万人
調査
対象者 日本全国の生活者、
15-79歳男女
健食サプリ現使用者、
15-79歳男女
日本全国の生活者、
15-79歳男女
サンプル
サイズ
n=103,842 n=20,521 n=12,484 & n=12,574

主な
調査項目

  • 健康や美容で気にしていること、関心
  • 健康や美容への対処、対処意向
  • 健食サプリの購入金額
  • 原料の認知、使用意向
  • 機能性表示食品制度の浸透実態、購買動向
  •  コロナ禍の健康意識・市場への影響
  • 健食サプリの購入実態・意識
  • 健食サプリの利用実態・意識
  • 主使用健食サプリのメーカー、成分、剤形、利用目的など
  • ヘルスベネフィット別の対処動向(医薬品、食品・飲料、生鮮食品、健食サプリなど)
  • ヘルスベネフィットと食品・飲料カテゴリ、生鮮食品の品目との相互関係
  • セルフヘルスケア計の年間支出金額
  • セルフヘルスケア別の年間支出金額
  • コロナ禍の健康支出への影響

対象HB

ヘルスベネフィット47種類 ヘルスベネフィット20種類
※47種類から集約

対象原料/食品

原料70種類 一般加工食品99種類

調査手法

インターネット調査(実査期間: 2022年8~9月)

調査分析の対象(ヘルスベネフィット/原料について)

ヘルス
ベネフィット
(47種類)
健康維持・増進 脳機能改善 ガン予防・改善 栄養バランス
体力の増強・減退対策 目の健康(ドライアイ除く) 妊娠期の母体・胎児の健康 特定の栄養素の補給
体質改善 ドライアイ対策 授乳期の母親・乳児の健康 高血圧予防・改善
精力の増強・減退対策 口臭対策 更年期障害対策 血糖値のコントロール
疲労回復 口内炎対策 血行促進・血流改善 体脂肪の抑制
感染症予防・改善 下痢の予防・改善 貧血予防・改善 血中脂肪の抑制
骨の健康 整腸・便秘の改善 美肌・肌ケア 肝機能の保護
関節の健康 頻尿、尿漏れなどの尿の悩み 体臭対策 血液サラサラ
筋肉強化 生理痛・生理不順 花粉症などのアレルギー対策 尿酸値のコントロール
首・肩・腰のハリ・コリ・痛み むくみ対策 抗ストレス・ストレス対策 減量(とにかく体重を落とす)
発毛・育毛、抜け毛・薄毛 冷え性対策 不眠・睡眠障害対策 痩身(スタイル良くスリムになる)
認知症予防 抗酸化・老化予防 活力増進(やる気アップ)  
原料
(70種類)
α-リポ酸 牡蠣 スッポン ブラックジンジャー
DHA・EPA(オメガ3) カテキン スピルリナ ブルーベリー・ビルベリー
DNA・RNA(核酸) カルシウム セラミド プロテイン
GABA ギムネマ 大豆イソフラボン プロテオグリカン
HMB 葛の花由来イソフラボン プロポリス
L-カルニチン グリシン 難消化性デキストリン ポリフェノール
L-テアニン グルコサミン・コンドロイチン 乳酸菌・ビフィズス菌 マカ
亜鉛 クロレラ ニンニク マルチビタミン
青汁 桑の葉 桑の葉 マルチミネラル
アスタキサンチン 酵素 バラ(ローズ) ミドリムシ(ユーグレナ)
アミノ酸 コエンザイムQ10 ヒアルロン酸 葉酸
アルギニン ゴマ・セサミン ビール酵母 ラクトフェリン
アロエ コラーゲン ビタミンB群 リコピン
イチョウ葉 サラシア ビタミンC ルテイン(マリーゴールド)
イヌリン シトルリン ビタミンD ローズヒップ
ウコン しょうが(ジンジャー) ビタミンE ローヤルゼリー
エクオール 食物繊維(ファイバー) フォースコリー(フォースリーン)  
オルニチン プラセンタ  

市場動向に関するセミナーのご案内

2023年1月11日(水)(於:東京ビッグサイト)、RX Japan社主催の美容・健康食品EXPOにて、
『健食サプリ・ヘルスケアフーズレポート2022』の内容の一部をご説明させていただきます。当該セミナーは事前申し込み制となっております。以下のホームページをご確認ください。
https://biz.q-pass.jp/f/6362/cosme_seminar_tokyo2023/seminar_register?co=INB-S1news#seminar53348

株式会社インテージ

株式会社インテージは1960年に創業。インテージグループとしてアジアNo.1*であるマーケティングリサーチ/インサイト事業に加えてマーケティングソリューション事業を展開し、9か国の海外拠点とともに国内外の企業・団体のマーケティング活動を総合的に支援しています。事業ビジョンとして“Create Consumer-centric Values”を掲げ、深い生活者理解とデータ活用の高度化による顧客企業支援を通じ、生活者の幸せの実現を目指しています。 *「ESOMAR’s Global Top-50 Insights Companies 2024」に基づく(グループ連結売上高ベース)

株式会社インテージ

本件に関するお問い合わせ

  • 株式会社インテージ
    セルフヘルスケア・マーケティング担当
    :

  • E-mail : shc-marketing@intage.com

報道機関からのお問い合わせ

  • 株式会社インテージ :

  • 広報担当 : 下河原(しもがわら)/依田(よだ)

  • TEL : 03-5294-6000

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