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放送メディアの学術誌 “Journal of Broadcasting & Electronic Media” に 弊社 事業開発本部 山津 貴之の論文が掲載されました。

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書籍情報

  • ◾️掲載サイト

    “Journal of Broadcasting & Electronic Media”
  • ◾️タイトル

    “Multiple Relationships between Streaming and Linear TV: Examining Media Substitution Theory Using Big Data”

  • ◾️著者

    山津 貴之 (株式会社インテージ 事業開発本部 デジタル・ビジネス・デベロップメント部)

    李 相吉 (株式会社インテージ 経営推進本部 グローバル企画室)

本研究では、スマートテレビにおける放送と動画配信の代替・補完関係*について、二元配置固定効果モデルを用いて統計的なモデリングを行いました。分析結果から、各動画配信サービスの視聴がテレビ放送の視聴に与える影響が明らかになりました。

1.NetflixやAmazon Prime VideoなどのSVODは、録画視聴やドラマ、映画といったテレビ放送の特定領域と代替関係が強い
2.YouTubeはリアルタイム視聴やニュース、バラエティを含めたテレビ放送の広範な領域と代替関係が強い
3.TVerはテレビ放送のリアルタイム視聴との補完関係があり、録画視聴との間には代替関係がある

これらの分析結果は、視聴データをもとに放送と配信の間の代替・補完関係を分析することで、視聴者が各動画配信サービスを視聴する目的を理解し得ることを示唆しています。
なお、本研究では弊社Media Gaugeのスマートテレビ視聴データを使用しています。

*代替関係:一方の視聴時間が増えると、他方の視聴時間が減少する関係
*補完関係:一方の視聴時間が増えると、他方の視聴時間も増加する関係

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Media Gauge(メディアゲージ)

Media Gaugeとは日本全国24時間365日を調査対象にした、テレビ視聴ログデータ計測サービスです。スマートテレビで、事前に許諾を得た対象者のログを自動で収集するため、精緻にテレビ視聴を計測することが出来ます。機器ベースで計測をする「Media Gauge® TV」と人ベースで計測する「Media Gauge® Dynamic Panel®」の2つに分かれます。

株式会社インテージ

株式会社インテージは1960年に創業。インテージグループとしてアジアNo.1*であるマーケティングリサーチ/インサイト事業に加えてマーケティングソリューション事業を展開し、9か国の海外拠点とともに国内外の企業・団体のマーケティング活動を総合的に支援しています。事業ビジョンとして“Create Consumer-centric Values”を掲げ、深い生活者理解とデータ活用の高度化による顧客企業支援を通じ、生活者の幸せの実現を目指しています。
*「ESOMAR’s Global Top-50 Insights Companies 2024」に基づく(グループ連結売上高ベース)

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