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マーケティングアナリティクスの学術専門誌 ”Journal of Marketing Analytics” に、弊社カスタマー・ビジネス・ドライブ本部 三浦太郎の論文が掲載されました。
書籍情報
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◾️タイトル
The impact of questionnaire length on the accuracy rate of online surveys
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◾️著者
加藤 拓巳(埼玉大学 経済経営系大学院)
三浦 太郎(株式会社インテージ カスタマー・ビジネス・ドライブ本部)
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◾️掲載誌
“Journal of Marketing Analytics”
本研究では、オンライン調査における設問数が回答品質に与える影響を明らかにしました。
従来の研究では、無回答率や偏った選択などの指標で回答品質を測定していますが、ランダムに選択している不良回答者の検出ができないため、真の回答品質とはいえない問題がありました。
そこで、答えのある設問を対象として、正解率という回答品質に対する設問数の影響について、ランダム化比較試験で検証しました。
その結果、設問数は回答率には負の影響を与えるが、正解率に対しては有意な影響は観測されませんでした。従来の回答品質指標では、調査の長さが負の影響を有すると主張されていましたが、正解率では異なる結果となりました。
また、正解率が低くなる条件としては、回答デバイスがスマートフォンであること、回答時間が1問あたり10秒以下と速いことが抽出されました。
この研究結果から、調査設計において、回答品質に影響を与える要因を把握した上で、調査目的に応じた適切な設計を行うことが重要であるといえます。
関連リンク
https://link.springer.com/article/10.1057/s41270-021-00105-y
株式会社インテージ
株式会社インテージは1960年に創業。インテージグループとしてアジアNo.1*であるマーケティングリサーチ/インサイト事業に加えてマーケティングソリューション事業を展開し、9か国の海外拠点とともに国内外の企業・団体のマーケティング活動を総合的に支援しています。事業ビジョンとして“Create Consumer-centric Values”を掲げ、深い生活者理解とデータ活用の高度化による顧客企業支援を通じ、生活者の幸せの実現を目指しています。
*「ESOMAR’s Global Top-50 Insights Companies 2024」に基づく(グループ連結売上高ベース)
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