「健食サプリ・ヘルスケアフーズ市場実態把握レポート2018年度版 発刊記念セミナー」開催報告
12/14(金)に「健食サプリ・ヘルスケアフーズ市場実態把握レポート2018年度版 発刊記念セミナー」を開催し、当日は健康食品やサプリメントなどを扱っている企業の他に、原料・素材メーカー、卸売関連など幅広い業界・団体から約70名にご参加いただきました。
1兆5000億円ともいわれる同市場の最新トレンドを、15~79歳男女60,000人以上を対象に行ったアンケートで分析した、業界随一の規模と歴史を持つレポート。
発刊記念として専門家の目線からの詳細な市場動向に加え、どこにビジネスチャンスがあるかや、海外の最新トレンドなどについても講演をいただきました。また弊社社員も登壇し、訪日外国人の購買指向や、新規の広告が難しくなっている健康食品業界でのインテージグループのソリューション・サービスの紹介も行いました。
セミナーではまず、株式会社グローバルニュートリショングループ・代表取締役の武田 猛氏が登壇。健康食品・サプリメントの現状が語られました。ここ3年連続で売り上げが微減している市場を、購買者の年齢や頻度、選ぶ理由などから分析。さらに潜在市場と顕在市場を調べることで、ダイエットの分野やゴマ・セサミン、DHA・EPAの成分などが伸びる余地を残していることが紹介されました。海外の最新情報についても言及し、食品または食品原料に素材本来の機能性がある「ナチュラルヘルシー」と、日常の食事を調整して体重や健康を保つ「ウェイトウェルネス」が2大トレンドであることが語られると、出席者の方が熱心にメモを取る姿も見られました。
つづいて弊社クロスボーダーマーケティング事業開発・推進の桜木 祐之が「インバウンド(訪日外国人)の最新動向」という題目で講演。現在も増加中の訪日客について、リピーターだけでなく一定数いる初めて日本に来る人にも注目する必要性を話しました。記憶力や睡眠、目など新しい効果に訴求する商品などが免税ドラッグストアで売れていることも紹介。国外市場にも目を向け、中国越境ECの動向や、国境を越えたマーケティングでは現地語での説明書きなどが重要であることも語りました。
最後のパートでは健康食品・サプリメント通販向けのサービス・ソリューションを、弊社西日本支社・未来共創センター、センター長の濱 賢太郎が紹介。機能性表示施行後4年目で監督官庁の広告表現審査が厳しくなり、新規顧客の獲得が難しい中、活路として顧客満足度を高めることが重要と語りました。実例も挙げた説明後には、参加者の方からの質問が殺到するなど関心の高さがうかがえました。
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