- 有職女性、中高年の女性が市場を牽引
- 個数ベースでは「セルフ」、金額ベースでは「制度品」購入がトップ
それによると、化粧品の購入実態には年齢別、販売形態別、職業の有無別で大きな違いがあることがわかった。
年齢別・販売形態別購入実態
‐購入個数ベースでは「セルフ」、購入金額ベースでは「制度品」がトップ‐
購入個数ベースでトップは「セルフ」といわれる販売形態である。ドラッグストアやスーパー、郊外型SCなどの化粧品コーナーに置かれ、客は自分で商品を選んで買って行く。次が「制度品」でこれが一般店舗でのカウンセリング販売である。さらに高級化粧品などのデパート、個別訪問カウンセリング販売、通信販売などがある。購入個数のトップは、20代、次いで40代の順。
- 図表1)
- 年齢別・販売形態別購入個数(100人当たり購入個数)
購入個数ベースでみるとセルフが優位に見える。まだ化粧品にそれほどのお金を使えない10代では圧倒的にセルフ、20代以上でもセルフがトップである。
しかしこれを購入金額ベースで見ると様相が一変する。「制度品」「デパート」「訪問販売」を合わせたカウンセリング販売の金額が「セルフ」を圧倒している(20歳以上)。特に20代、30代では高額商品を中心に扱うデパートからの購入金額シェアが高くなる。また、50代、60代では訪問販売の比率の高さも目立つ。
- 図表2)
- 年齢別・販売形態別購入金額(100人当たり購入金額・単位千円)
年齢別・職業の有無別購入実態
‐有職女性、中高年の女性が市場を牽引‐
年齢別・職業の有無別購入金額を見ると、有職女性の20代から60代までは、年間ひとりあたり、35,000円程度でほぼ一定。無職の女性は10代~50代までは加齢とともに購入金額は上昇し、その後は横ばいとなる。また、40歳代までは有職女性の購入金額が無職女性の購入金額を上回るのに対し、50歳以上ではこの関係が逆転することがわかった。
- 図表3)
- 年齢別・職業の有無別購入金額(1人当たり購入金額・単位千円)
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- インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
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