- 日系企業の進出は中国に次ぎ2番目に多い
- 女性の社会進出が盛ん
- 薬はドラッグストアで購入する女性が多い
- ヘルスケア商品の情報はTVから得ている
- 日本製のヘルスケア商品を買いたい女性は4割
株式会社インテージは、アジアの人々の意識や行動を探るため、インテージグループ各社と協力し、アジア地域の人々を対象にさまざまなテーマで実施した自主企画調査「アジアインサイトレポート」を発行しています。 第10弾のレポートでは、『インドネシア女性のヘルスケア事情』を紹介します。
- 調査方法
- インテージの自主企画調査「アジア・マーケティング・インサイト・プロジェクト」をもとに分析(ホーチミン・バンコク・ジャカルタ・上海・デリーに住む各都市300人、計1,500人の20~59歳の女性に対し、訪問面接により、生活、購買行動、価値観、嗜好などについて聴取)
- 調査実施期間
- 2014年7月
- 調査実施機関
- 株式会社インテージ
ASEANの大国インドネシア
インドネシアの女性(*5)
しかし、インドネシアは他のムスリム国家に比べ割と寛容的と言える。女性の社会進出も盛んで、現在の観光クリエイティブエコノミー大臣や国家開発企画長官は女性が務めており、人口の半数を占める女性の51%は就労している(日本は48%)(*4)。
また、女性の髪の毛を覆い隠すための布「ヒジャブ」を見てみても、鮮やかな色やデザインのものが販売されており、ムスリム・ファッション専用のインターネットサイトなどの成長が思われる。
TVを見てドラッグストアで購入。日本製品への好感度は安定
ジャカルタでは、20~59歳の300人インドネシア女性に、ランダムサンプリングによる訪問面接調査を行った。彼女たちがどんな価値観や生活習慣を持ち、どんな商品を、どこで選んでいるのか、について訊ねたが、その中から、OTC薬およびサプリメントの購買状況と、日本についての関心度を紹介する。西洋薬、伝統薬、サプリメントとも、ドラッグストアで買うと答えた人が最も多く、4位以下は、3カテゴリーすべてで、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、インターネット、ハイパーマーケット、デパートと続く(図1) 。また、ヘルスケア商品の情報は80%近くがTVから得ている。上位5位以内にはインターネットは入ってきていない(図2)。
日本人にとって気になる好感度については、18か国の選択肢から選んでもらった。「Made in Japanのヘルスケア商品を買いたいと思う」と回答した人はインドネシア、中国に次いで多く、40.0%の結果を得た(図3)。
- *1:日本外務省
*2:JETRO
*3:東洋経済「海外進出企業総覧」
*4:世界銀行
*5:Youharman (著作者)
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- インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・
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調査会社概要
【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。