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2017/11/28事業・サービス

『健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ市場実態把握レポート2017年度版』11月29日に発行

~健食サプリ市場規模は1兆5,624億円と対前年微減、ヘルスケアフーズ全体は拡大へ~

株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、生活者視点での健康食品・サプリメント市場の実態把握を目的にした調査を、2017年8月25日~9月6日にインテージ・ネットモニター“マイティモニター※1の15~79歳男女を対象に実施し、その結果をまとめた『健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ 市場実態把握レポート2017年度版』(通称:健食ヘルスケアフーズレポート2017)を11月29日に発行します。

2015年4月に機能性表示食品制度が施行されて以降、従来のトクホ、栄養機能食品では限られていた商品分類、ヘルスクレームが、届出を経て次々に市場に登場してきています。これまで健康食品・サプリメントに代表されてきた機能・効果を期待して摂取するいわばヘルスケアフーズ市場は、その周辺領域である食品、飲料分野へと拡大中といわれていますが、これまでこの新たな市場をきちんと捉えることができていませんでした。他方、生活者の健康対処意識は高位にありながら、今回の調査結果が示すように、従来からの健康食品・サプリメント市場は横ばいとなりました。つまり、のびしろはその周辺市場に拡がっていると考え、今回はこれまで通りの市場定義による健康食品・サプリメント市場把握に加え、食品・飲料市場まで含むヘルスケアフーズ市場の概観について可視化を試みました。

当レポートでは、従来通り、健康食品・サプリメントの利用目的(ヘルスベネフィット)を46分類(カテゴリ)ごとに、それらの利用者層や購入理由・使用実態、顕在・潜在市場規模等の把握が可能です。また70種類の機能性原料(素材・成分)について生活者の認知度・効能理解度をみる「原料ブランディング」の視点もこれまで通り盛り込んでいます。

さらに新設のヘルスケアフーズ市場実態把握のパートでは、拡がるヘルスケアフーズ分野の市場規模を初めて推計した他、ヘルスベネフィットを20分類に集約し、それらヘルスベネフィットごとの食品・飲料をはじめとする周辺分野の摂取実態、そして具体的な品目との関連を見ることで、かねてより認識はされながら可視化できていなかったこの新市場におけるポテンシャルとしてとりまとめています。

健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ 市場実態把握レポート2017年度版』トピックス

ヘルスケアフーズ市場

  • 2017年度の日本のヘルスケアフーズ市場規模(弊社推計)は2兆6,856億円、健食・サプリ市場の1.7倍の市場となる
  • ふだん健康に関するヘルスベネフィットを意識して、何かを食べたり飲んだりしている人は64%、全体に女性が高位、かつ年代が上がるにつれてその割合は増加
  • ヘルスケアフーズの利用では、生鮮食品が45%、一般的な食品・飲料が43%と多く、次いで一般的な健康食品やサプリメントが33%、医者の薬が23%と続く
  • 利用する食品に求める健康目的は
    • 一般の食品・飲料/生鮮食品では、健康な生活を維持(予防)
    • 健食サプリ一般品、トクホ/機能性表示食品では、中高年の身体の衰えをカバー
    • 食品・飲料のトクホ/機能性表示食品では、生活習慣病対策
  • 利用者の品目別利用割合は
    • 食品・飲料では、納豆(39%)、ヨーグルト(36%)、牛乳(32%)、豆腐類(28%)、オリーブオイル(26%)がトップ5
    • 男性では、特に40代以降で豆腐類、コーヒー、女性では世代に関わらずオリーブオイルやナッツの利用が多い
    • 生鮮食品では、トマト・ミニトマトが60%でトップ、次いでキャベツ(52%)、青背魚(49%)と続き、男女共に若い世代ほど鶏肉、卵を、年代が上がるにつれ青背魚の利用が増える
  • 効果訴求に特徴的な品目は
    • 疲労回復については、食品・飲料ではチョコレート、生鮮食品では豚肉
    • 脳機能の維持・改善については、えごま油・亜麻仁油、青背魚
    • 抗酸化・老化の予防については、ナッツ、しそ・大葉
    • 不眠・ストレス対策については、ビール

健康食品・サプリメント市場

  • 2017年度の日本の健康食品・サプリメント市場規模(弊社推計)は1兆5,624億円で、対前年0.6%の微減
  • 2017年度の健康食品・サプリメント利用者数(弊社推計)は5,644万人で、対前年2.4%の減少
  • 2017年度の1人当たり平均購入金額は27,665円で、対前年1.8%の微増
  • 2017年度の健康食品・サプリメントの市場規模をヘルスベネフィット別にみると、最も大きいのが「健康維持・増進」、次いで「美肌・肌ケア」、「疲労回復」、「栄養バランス」、「目の健康」と続く
  • 同じく市場規模を原料(成分・素材)別にみると、「乳酸菌・ビフィズス菌」、「ゴマ・セサミン」、「DHA・EPA」、「酢」、「大豆イソフラボン」等が上位

レポートの概要

レポート名 『健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ 市場実態把握レポート2017年度版』
納品形態 サマリーレポート冊子・PDFおよび掲載内容のエクセルデータ(一部)
販売価格 40万円(税別)

調査内容

全国60,000人調査
スクリーニング調査
健食・サプリ現使用12,000人調査
本調査
全国10,000人調査
ヘルスケアフーズ調査
目的
  • 健食・サプリの顕在市場・潜在需要規模の推計
  • 利用目的=ヘルスベネフィット及び対処内容・方法(詳細カテゴリー)の把握
  • 全体及びヘルスベネフィット、成分ごとの健食・サプリ利用実態の把握
  • ユーザ層、購入および使用の実態や意識の把握
  • 原料(成分・素材)の浸透状況の把握
  • 健康を意識して飲食する一般食品・飲料:ヘルスケアフーズの市場規模の推計
  • ヘルスベネフィット(広義)と食品・飲料、生鮮品(野菜、果物、肉、魚)の関連、意識の把握
対象者 66,013人

日本全国の生活者、15~79歳の男女

12,616人

健食・サプリの現使用者、15~79歳の男女

10,182人

日本全国の生活者、15~79歳の男女

聴取項目
  • 健康や美容で気にしていること、関心事
  • 対処や対処意向の有無
  • 健食・サプリ購入金額
  • 原料(成分・素材)の認知や使用意向
  • 健食・サプリ併用数、購入金額
  • 主使用健食・サプリのメーカー、成分、剤形、利用目的
  • 購入実態・意識(購入金額、購入者、購入頻度、購入のきっかけ、銘柄選択理由、情報収集先、購入チャネル等)
  • 主使用品の利用実態・意識(利用頻度・期間、満足・不満理由、継続意向、定期購入等)
  • ヘルスベネフィット別対応方法:医薬品、食品・飲料、生鮮食品、健食・サプリ
  • ヘルスベネフィット x 食品・飲料カテゴリおよび生鮮食品の品目との相互関係
  • 健康トピックの認知・関心
  • 健康行動

健康食品のカテゴリ/成分・素材について

46種類の利用目的(ヘルスベネフィット)

利用目的(ヘルスベネフィット)名 利用目的(ヘルスベネフィット)名
1 健康維持・増進 24 抗酸化・老化予防
2 体力の増強・減退対策 25 ガン予防・改善
3 体質改善 26 妊娠期の母体・胎児の健康
4 精力の増強・減退対策 27 授乳期の母親・乳児の健康
5 疲労回復 28 更年期障害対策
6 風邪などの感染症予防・改善 29 血行促進・血流改善
7 骨の健康 30 貧血予防・改善
8 関節の健康 31 美肌・肌ケア
9 筋肉強化 32 体臭対策
10 首・肩・腰のハリ・コリ・痛み対策 33 花粉症などのアレルギー対策
11 発毛・育毛、抜け毛・薄毛対策 34 抗ストレス・ストレス対策
12 認知症予防 35 不眠・睡眠障害対策
13 脳機能の改善(認知症予防を除く) 36 活力増進(やる気アップ)
14 目の健康(ドライアイ対策を除く) 37 栄養バランス
15 ドライアイ対策 38 特定の栄養素の補給
16 口臭対策 39 高血圧予防・改善
17 口内炎対策 40 血糖値のコントロール
18 下痢の予防・改善 41 体脂肪の抑制
19 整腸・便秘の改善 42 血中脂質(中性脂肪やコレステロール)の抑制
20 頻尿、尿漏れなどの尿の悩み対策 43 肝機能の保護
21 生理痛・生理不順対策 44 血液サラサラ
22 むくみ対策 45 減量(とにかく体重を落とす)
23 冷え性対策 46 痩身(スタイル良くスリムになる)

70種類の機能性原料(成分・素材)

原料(成分・素材)名 原料(成分・素材)名
1 マルチビタミン 36 新規 GABA
2 ビタミンB群 37 コエンザイムQ10
3 ビタミンC 38 DNA・RNA(核酸)
4 ビタミンD 39 ポリフェノール
5 ビタミンE 40 アスタキサンチン
6 マルチミネラル 41 レスベラトロール
7 42 リコピン
8 カルシウム 43 コラーゲン
9 亜鉛 44 ヒアルロン酸
10 青汁 45 プラセンタ
11 ゴマ・セサミン 46 セラミド
12 ローヤルゼリー 47 フォースコリー(フォースリーン)
13 酵素 48 L-カルニチン
14 ミドリムシ(ユーグレナ) 49 α-リポ酸
15 クロレラ 50 ラクトフェリン
16 ノニ 51 桑の葉
17 スピルリナ 52 ギムネマ
18 スクワレン 53 ガルシニア
19 ニンニク 54 難消化性デキストリン
20 55 大麦βグルカン
21 アミノ酸 56 サラシア
22 スッポン 57 グルコサミン・コンドロイチン
23 牡蠣 58 プロテオグリカン
24 マカ 59 プロテイン
25 シトルリン 60 ウコン
26 プロポリス 61 オルニチン
27 アガリクス 62 乳酸菌・ビフィズス菌
28 L-テアニン 63 食物繊維(ファイバー)
29 大豆イソフラボン 64 ビール酵母
30 新規 エクオール 65 アロエ
31 ザクロ 66 ケフィア
32 葉酸 67 ノコギリヤシ
33 DHA・EPA(オメガ3) 68 ブルーベリー・ビルベリー
34 しょうが(ジンジャー) 69 ルテイン(マリーゴールド)
35 イチョウ葉 70 バラ(ローズ)
  • ※1 マイティモニターとは
    インテージの「キューモニター」と、「ドコモプレミアクラブ会員*」を基盤にドコモ・インサイトマーケティング社が管理する調査協力者の2つを統合し、質の高さ、750万人を超える圧倒的なモニター数の豊富さ、そして用途に合わせて多彩に利用できる万能さを兼ね備えた国内最大規模のインターネットモニター。
  • * 「プレミアクラブ会員」のうち、プレミアアンケートの協力者。
  • * 「プレミアクラブ」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

株式会社インテージ

株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values ~ お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、
様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援してまいります。

報道機関からのお問い合わせ先

株式会社インテージ

広報担当
小林(こばやし)/石渡(いしわた)
電話番号
03-5294-6000

健康食品・サプリメント+ヘルスケアフーズ 市場実態把握レポート等に関するお問い合わせ先

インテージグループ 健康軸プロジェクト

メール
kensyoku@intage.co.jp
<東日本地区>株式会社インテージ
担当
桜木(さくらぎ)
電話番号
03-5294-6399
<西日本地区>株式会社インテージ 西日本支社
担当
濱(はま)
電話番号
06-6228-0311