インプレス主催データサイエンス基礎講座にクロスメディア情報部 中野暁が登壇
株式会社インプレスが主催するデータサイエンス基礎講座2018 事例研究編~機械学習・AIの現状とその未来利用~にクロスメディア情報部 中野 暁が登壇いたしました。
講演タイトルは「ディープラーニングでTV視聴行動を把握する新たな試み」。
昨今、生活者のテレビ視聴行動を捉えるためのデータにはいくつかのタイプが登場しています。
例えば、① 調査目的を持ち、母集団設定の下、調査対象者をサンプリングし、対象者に調査機器を配布することによって視聴ログを収集する“集める”データと、② スマートテレビの視聴ログのような、調査目的を持たず、利用者の視聴履歴が自動で蓄積されていく”集まる”データです。インテージでは 集めるデータとしてi-SSP*、集まるデータとしてMedia Gauge TV*を提供しています。
本講演では、それぞれのデータの強み・弱みと、それらを補い合うためのディープラーニングを用いた活用事例を発表しました。また、テレビ視聴行動特有の課題点とそれを克服する手法上の工夫(蒸留、転移学習)を紹介しました。
講演の最後に、機械学習・AIの未来利用には、①手法開発 ②Inputするデータの品質 の両面からのアプローチが必要であることに言及し、集まるデータの品質向上に関わるインテージの取り組み(全数系データの調査設計プロセスの確立)を紹介しました。
※ Media Gauge TV:日本全国約61万台のスマートテレビと約58万台の録画機を対象としたテレビ視聴計測サービスです。
※ i-SSP(インテージシングルソースパネル):インテージの主力サービスである SCI(全国個人消費者パネル調査)を基盤に、同一対象者から新たにパソコン・スマートフォン・タブレット端末からのウェブサイト閲覧やテレビ視聴情報に関するデータを収集するものです。当データにより、テレビ・パソコン・スマートフォン・タブレット端末それぞれの利用傾向や接触率はもちろん、同一対象者から収集している購買データとあわせて分析することで、消費行動と情報接触の関係性や、広告の効果を明らかにすることが可能となります。また、調査対象者に別途アンケート調査を実施することにより、意識・価値観や耐久財・サービス財の購買状況を聴取し、あわせて分析することも可能です。
i-SSP(読み方:アイエスエスピー)/シングルソースパネルは株式会社インテージの登録商標です。
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