PAC分析学会第12回京都大会「新たな飛躍をめざして」にインテージ登壇
12月8日〜9日に立命館大学で開催されたPAC分析学会 第12回京都大会に、弊社FMCG事業本部 ビジネス推進室 鮎澤 留美子が登壇しました。
PAC分析とは
PAC分析(個人別態度構造分析)とは、内藤哲雄学会会長(前信州大・現福島学院大学:社会心理学・臨床心理学)によって発明・開発された新しい研究法です。質的分析と多変量解析(クラスター分析)を組み合わせ、研究者と研究協力者(いわゆる被験者)の対話を重視した、個人の態度構造を明らかにする研究法です。
学会参加・発表報告
PAC分析学会初日は、PAC分析開発者である内藤哲雄学会会長によるインタビューデモが行われました。PAC分析の特徴的なインタビュー技法を通じて被験者の感情や感覚を呼び起こし、被験者自身に気づきをもたらしている様子がリアルに窺えました。
※ インタビュー題材・目的:被験者にとっての「ワクワクすること」の本質の掘り起しと、インタビュープロセスを通して被験者の人生への態度変容を図る
学会2日目の研究者からの口頭発表分科会にて、弊社FMCG事業本部 ビジネス推進室 鮎澤留美子と、karawari.lab 代表 藤枝祐子氏が、「PAC分析の応用–集合知からイノベーションのための新しいアイデアを得る-」と題し、研究結果を発表しました。
従来、1対1のカウンセリング領域で用いられるPAC分析を、定量的にデータを収集し、MDS分析を活用しマップとして集合知化することでマーケティング分野に応用する、弊社独自開発の手法事例を発表。「マインドディスカバリーマップ」と名付けられたアウトプットを素材とし、ワークショップを通じて生活者の態度構造と潜在意識を浮き彫りにしていく様子を、2つの事例:「男性にとってのキレイ・カッコいいとは?」、「女性にとってのキレイ・美しいとは?」を題材に発表しました。
発表後には、聴講いただいた研究者の皆様から分析・手法等に関し、活発にご質問をいただきました。また、PAC分析をマーケティング分野に応用活用していく可能性に関しても多くの貴重なアドバイスやご意見を頂戴しました。
関連リンク
PAC分析をインテージが応用して生成する『マインドディスカバリーマップ』、これを読み解くプログラム『デ・サインリサーチ』の詳細について
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