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記録的な猛暑で「ビール類」の購入急増(2004年9月)
PICK UP
  • 家庭内消費の「ビール類」前年同週比30%増
  • ビアテイスト飲料浸透も好調の要因
  • 発泡酒、ビールはほぼ横ばい。ビアテイスト飲料が着実に成長
株式会社インテージは、インテージのパネル調査のひとつであるSCI(全国消費世帯パネル調査)の結果から、今年の夏(猛暑)と去年の夏(冷夏)の同じ週を比較して、家庭内消費としての「ビール類」(ビール、発泡酒、ビアテイスト飲料)の購入動向をとりまとめた。
調査結果

家庭内消費としての「ビール類」の購入動向

記録的な猛暑でこの夏の「ビール類」の購入(容量ベース)は、昨年が冷夏であったことの反動もあるが、6月末から8月初旬にかけて連続して前年同期を上回る結果となった。前年同週比で最も購入(容量ベース)が伸びたのは7/26~8/1の週で、前年比29%増となった。<図1>
「ビール類」トータルの伸びに比べ、発泡酒、ビールは、購入が最も伸びた7/26~8/1の週でも対前年10%増程度とそれほどでもない。「ビール類」 トータルを引き上げているのは、2月に全国発売となったビアテイスト飲料のシェア拡大によるところが大きい。<表1>
「ビール類」の購入量の内訳をみると、2月に全国発売となったビアテイスト飲料が着実に伸びており、6月には10%を超えるまでに成長、浸透してきている。ビールの比率が30%程度でほぼ横ばいなのに対して、発泡酒は2月時点で60%台だったものが徐々に下がってきており、7月時点では、2月に比べ、5 ポイント程度下がってきている。発泡酒に比べ、より安価なビアテイスト商品が、一部の発泡酒購買層に受け入れられてきているようだ。<図2>

[図1] 
ビール類購入量の推移と対前年比

[表1] 
ビール類前年同週比(%)

(注)ビアテイスト飲料は、2004年2月全国発売のため、前年比はありません。「トータル」には含まれます。

(参考)東京の最高気温の比較(℃)

[図2] 
ビール類購入量の内訳

(参考)2003年と2004年の同時期比較(世帯あたり容量)
(2003年)

(注)昨年3月、4月の発泡酒の購入増加は、5月に発泡酒の増税を控えての駆け込み需要によるものです。

(2004年)

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インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・

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調査会社概要

【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。

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