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がん治療を行なっている医師を対象とした「抗がん剤情報収集に関するアンケート」
PICK UP
  • 8割の医師が、がんの最先端医療機関における処方例の情報提供を希望
  • 最先端医療機関の豊富な症例は「処方の根拠になる」「患者の安心につながる」
  • 一般病院では、最新情報のキャッチアップの遅れに懸念も

株式会社インテージは、がん治療を行なっている医師を対象に「抗がん剤情報収集に関するアンケート」調査を実施しました。本調査は、2013年2月6日~2月8日、当社のグループ会社である株式会社アンテリオが保有するドクターウェブパネルモニターのうち、がん患者を10名以上診療している全国のがん拠点病院および一般病院の勤務医95名を対象としてインターネット調査を行ない、結果をまとめました。

調査概要
調査方法
インターネット調査 (株式会社アンテリオが実施する簡易版アドホック調査“TenQuick”利用)
調査地域
全国
調査対象者
ドクターウェブパネルモニターのうちがん患者を10名以上診療しているがん拠点病院および一般病院の勤務医95名
(一般病院とは、がん拠点病院以外の200床以上保有の病院)
サンプル構成
セグメント別・がん患者数別回収数
サンプル属性
がん拠点病院勤務医48人、一般病院勤務医47人
調査期間
2013年2月6日(水)~2013年2月8日(金)
調査実施機関
株式会社インテージ
ドクターウェブパネルモニター
アンテリオのさまざまな手法の調査にご協力いただいている全国約65,400人の医師モニターのうち、インターネット調査に協力を得ている約38,200人の医師モニターパネル。
調査結果

1. 抗がん剤の処方薬剤を検討する際の参考情報の1位は「エビデンス、治療成績」

抗がん剤の処方薬剤を検討する際、医師自身が参考にしている情報の1位は「エビデンス、治療成績」で94.7%。2位は「診療ガイドライン」92.6%、3位「論文、文献」69.5%であった。(複数回答)

2. 抗がん剤の処方薬剤を検討する際に困る1位は「診療ガイドライン通りの処方が最適なのかどうか迷うケースがある」こと

抗がん剤の処方薬剤を検討する際に困っていることの1位は「診療ガイドライン通りの処方が最適なのかどうか迷うケースがある」で74.7%となった。2位は「エビデンスの少ない新薬についての情報が少ないため、なかなか新しい薬剤の処方ができない」で全体では47.4%、一般病院勤務医の割合は全体より高く53.2%であった。(複数回答)


3. 8割の医師が、がんの最先端医療機関における処方例の情報提供を希望

「最先端の医療機関(国立がんセンター、がん研有明病院など)での処方例」の情報提供が受けられるとしたら利用したいか、の利用意向では、全体の80.0%が「是非、利用したい」 「利用したい」と回答。
セグメント別でみると、がん拠点病院の勤務医の75.0%、一般病院勤務医の85.1%に利用意向がある。(単数回答)


4.最先端の医療機関の処方例を利用したい理由

「最先端の医療機関の処方例を利用したい」理由について、「具体例を見て自分の症例にアレンジできるかもしれないから」「処方の根拠になるから」「患者の安心につながる」「市中病院勤務ではトレンドに遅れがちなので」といった意見があった。
以下は、自由回答よりの抜粋である。

【がん拠点病院勤務医】

  • 先進施設の投与法は知っておきたい
  • 判断に悩む例、レスキューの方法など参考になりそうなので
  • 処方の根拠となるから
  • 本邦での臨床結果として参考になる
  • 新薬を出来るだけ早く、必要な患者に処方したいため
  • 具体例を見て自分の症例にアレンジできるかもしれないから

【一般病院勤務医】

  • 市中病院勤務ではトレンドに遅れがちなので
  • 点滴基材の種類・用量、制吐剤投与のタイミングなど含め、実際の処方例の具体的な点を知りたい
  • 最新の治療方針が知りたいから
  • 日本人の情報が増える方が、安全に治療が行えると考えられるから
  • 患者の安心につながるから
  • 他施設での経験が参考になると思うから

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インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・

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調査会社概要

【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。

【株式会社アンテリオ】 http://www.anterio.co.jp
株式会社アンテリオは、調査、企画、分析における高度なスキルと医療分野における豊富な経験・知識をコア・コンピタンスとし、ヘルスケア領域のマーケティングリサーチに精通したトップカンパニー。インテージグループの一員として、顧客ニーズの変化に対応した自主企画調査による商品開発を行なっています。
※2010年10月に、ティー・エム マーケティング株式会社より社名を変更しました。

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