- 結婚のイメージは、女性20代は“ポジティブ”、男性40代は“ネガティブ”傾向
- 結婚相手として意識する年齢では、40代男性は20代女性に片思い
- 重要視するポイントは、「性格」「価値観の一致」&男性は「容姿」、女性は「経済力」
- 結婚後は、8割以上が「共働き」希望、女性の約7割は「夫婦別姓」に賛成
- 調査方法
- インターネット調査
- 調査地域
- 京浜(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)
- 調査対象者
- インテージ・ネットモニター “キューモニター” 20~49才のビジネスパーソン独身男女
- サンプル構成
- 男性450人/女性450人の合計900人
- 調査期間
- 2011年10月4日(火)~10月6日(木)
- 調査実施機関
- 株式会社インテージ
1. 交際中の相手は、20代女性の半数以上は“いる”。男性30代・40代は74.0%が“いない”
現在交際している相手の有無については、男性の30.9%、女性の44.4%が「交際相手がいる」と回答。
性年代別では、どの年代も女性の方が“いる”割合が高く、また、男女共に年代が上がるにつれ“いない”割合が高い。
最も“いる”割合が高いのは女性20代(54.7%)で、半数以上が恋人がいる。男性30代・40代の74.0%は「交際相手がいない」と回答。
- Q1.
- 現在交際相手はいますか。(回答は1つ)
2. 結婚意向は若い年代ほど高く、女性20代の7割以上は「結婚したい」
独身男女の54.2%は「結婚したい」と考えている。一方「結婚と言う制度にはこだわらない」人も26.1%存在。
性年代別でみると、男女共に「結婚したい」は20代が最も高く、年代が上がるにつれ下降。20代女性においては73.3%が「結婚したい」と回答。一方、「結婚という制度にこだわらない」割合は年代が上がるにつれ上昇。なお、「結婚したくない」が最も高いのは男性40代(13.3%)。
- Q2.
- あなたはご自身の結婚について、どのように考えていますか。(回答は1つ)
3. 結婚のイメージ、男性は「責任が重くなる」、女性は「自分のペースで生活できなくなる」がトップ
結婚に対して持っているイメージ、男性のトップ3は「責任が重くなる」(48.7%)、「自分のお金を自由に使えなくなる」(46.4%)、「自分のペースで生活できなくなる」(45.3%)。
女性のトップ3は「自分のペースで生活できなくなる」(54.4%)、「老後が寂しくない」(50.0%)、「親や周囲が安心する」(47.8%)。
男女の差が最も大きいのは「経済的な安定が得られる」で、男性8.2%に対し女性は35.6%。
性年代別でのイメージにはばらつきがあり、男性の20代・30代は「責任が重くなる」(51.3%・46.7%)、40代は「自分のお金を自由に使えなくなる」(48.7%)が最も高い。
女性20代は「精神的な充足感が得られる」(54.0%)、30代は「老後が寂しくない」(58.7%)、40代は「自分のペースで生活できなくなる」(60.0%)が最も高い。相対的に、女性20代は“ポジティブ”、男性40代は“ネガティブ”なイメージを持っている。
- Q3.
- あなたの「結婚」のイメージとして、あてはまるものをすべてお答えください。(回答はいくつでも)
4. 結婚相手として意識する年齢、40代男性は20代女性に片思い
「結婚相手として意識する年齢」は、男女共にほとんどの年代で自分と同年代の割合が最も高い。
しかし、40代男性だけは同年代の40代女性(63.1%)より30代女性(88.5%)の割合が高い。さらに、40代男性の48.5%が20代女性を結婚対象としているが、一方の20代女性が40代男性を結婚相手として意識すると回答したのは9.2%で、意識のギャップがみられた。
なお、女性30代・40代は年下~年上まで対象年齢の幅が広い傾向。
- Q4.
- あなたが、ご自身の結婚相手として意識する年齢をすべてお答えください。(回答はいくつでも)
【ベース:】Q2で「結婚したくない」と回答した人除く
- [図4]
- 男性40代 vs 女性の意識
5. 結婚相手を決める重視ポイントは、「性格」と「価値観の一致」&男性は「容姿」、女性は「経済力」
結婚相手を決める際重視するポイントを聴取し、上位項目5位までの回答を集計。最多は「性格」(92.3%)、次いで「価値観の一致」(79.9%)、「心身の健康」(58.8%)、「容姿」(56.4%)、「経済力」(49.8%)となった。
性年代別では、「性格」「価値観の一致」は男女共に多い。しかし、女性の8割以上が「経済力」を選択したのに対し、男性は2割に満たない。
また、「容姿」は男性の約7割、特に男性20代では77.4%が選択したのに対し、女性は5割以下。
- Q5.
- あなたが結婚する場合、相手の何を重視しますか。重視するものから順番に6つお答えください。(回答は横の行ごとに1つずつ)
※重視することが1つもない場合は、「最も重視すること」の行ではお気持ちに最も近いものをお選びください。
【ベース:】Q2で「結婚したくない」と回答した人除く
- [表5-1]
- 重視ポイントラインキング
6. 結婚後のライフスタイルは、8割以上が「共働き」希望
結婚後のライフスタイルに関しては、男女共にどの年代でも8割~9割が「共働き」と回答。
理由を聴取したところ、「共働き」の理由としては、男女とも “経済的安定”“余裕のある生活”“将来のための貯蓄”“自由に使えるお金”など、経済的な理由が多数見受けられた。一方、女性の中には “社会参加”“仕事が好き・したい”“専業主婦になりたくない”といった意見もある。
「男性のみが働く」の理由では、男女とも“女性は専業主婦で家庭を守る” という意見が目立った。女性では“働きすぎて疲れた”、“子育てがひと段落したら何らかの形で働きたい”という意見もあり。
- Q6.
- あなたは結婚後、当面の間どのように働きたいですか。(回答は1つ)
【ベース:】Q2で「結婚したくない」と回答した人除く
7. マイノリティな結婚の制度・形態に関して、女性の方が許容度が高い傾向。「夫婦別姓」は女性の約7割が“あり”と思う
現在の日本では少ない、もしくは認められていないマイノリティな結婚の制度・形態に関しては、全体的に女性の方が許容度が高い傾向。中でも、最も男女差が大きいものは「夫婦別姓」で、女性68.7%が“あり”と回答したのに対し男性は44.4%、半数以上の男性が夫婦別姓は“なし”。
項目ごとの許容度を性年代別でみると、「夫婦別姓」「婚前契約書の作成」「別居婚、通い婚」は女性30代が最も高く、「事実婚」は女性40代、「専業主夫」は男性20代が最も高い。なお、「この中にはない」は男性40代が最も高く、許容度の低さが伺える。
- Q7.
- 現在の日本では少ない、もしくは認められていない結婚に関する事柄について、あなたは一般的に「あり」だと思いますか。「あり」だと思われるものをすべてお答えください。(回答はいくつでも)
※婚前契約…結婚前の男女が、あらかじめ夫婦生活に関するあらゆる事柄(生活上の義務、資産の取り扱い、離婚の条件など)について取り決めを行うもの
※事実婚…婚姻届を出してはいないため、法律上は婚姻と認められないが事実上婚姻状態にある関係
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- ex)
- インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・
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