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アメリカにおけるセルフケア(2002年11月)
PICK UP
  • 「医者にかかることよりも自ら治癒する方を好む」人は73%
  • 年配の生活者はセルフケアに対してより慎重
  • 病気にかかったら「OTC薬で治す」が77%
  • OTC薬の安全性に高い関心
2002年11月12日からの世界大衆薬協会「第14回総会」および「第5回アジア太平洋地域会議」の中で行われた、特別企画ワークショップ「世界のセルフメディケーション」のパネリスト発表で使用された調査結果を、3回にわけてご紹介しています。
第2回では、米国消費者ヘルスケア製品協会(CHPA)国際委員長 Dr. C ソーン氏の講演で使用された調査レポートをご紹介します。
※このレポートは、講演者および関連団体からの承諾を得て掲載しています。
※このレポートの文章、図などの無断転載を禁じます。
調査概要
調査方法
CHPA主宰/Roper Starch Worldwide Inc.実施による電話インタビュー
調査対象者
18才以上の男女1,505名(男性48%:女性 52%)
調査時期
2001年実施
調査結果

1.生活者は、自分の病気を自ら診断し、治療したいと考えている

「医者にかかることよりも自ら治癒する方を好む」人は73%、 また「1年前と比べて自分の健康状態を自ら判断することが増えている」人が59%と、自分の病気を自ら判断し、治療したいと考える人が増えている。

※強く思う、またはある程度そう思う人の合計(%)

2.年配の生活者はセルフケアに対してより慎重

「現在、自分で治療することを望む」のが、18-34才では77%なのに対して、65才以上では54%となるなど、年配の人ほど、セルフケアに対してより慎重な態度をとる傾向にある。

3.アメリカ人の疾患傾向

「筋肉・背中・関節痛」「咳・風邪・インフルエンザ・のどの痛み」が、それぞれ48%と、最も多くなっている。

※過去6ヵ月に経験した人の割合(%)

4.病気にかかったらどうするか?

77%が「OTC薬で治す」と回答した。「我慢して直るのを待つ」は69%。「医者にかかる」「治療薬をもらう」は、それぞれ43%、38%にとどまった。

*OTC薬:一般医薬品、大衆薬。“Over The Counter”の略。薬局・薬店で対面販売される医薬品の意。

※過去6ヵ月以内にそれぞれの行動を取った人の割合(%)

5.疾患別のOTC薬使用割合

「頭痛」が81%、「咳・風邪・喉の痛み」が72%となった。

※過去6ヵ月に経験した人の割合(%)

6.OTC薬の安全性には高い関心がある

「副作用情報を読む」が91%、「注意書きを読む」が89%と、OTC薬の使用に際しては、多くの人が注意を払っている。

7.(生活者にとって)薬剤師から得られる情報は役立っていますか?

「とても役立つ」が50%、「ある程度役立つ」が34%と、多くの人が薬剤師を重要な情報源と考えていることが分かる。

8.生活者はOTC化による利便を見出している

「OTC薬の選択肢の複数化」「OTC化による節約」「医療用治療薬のOTCへのスイッチ」などに肯定的な回答が多い。

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インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・

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調査会社概要

【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。

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