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ヨーロッパにおける自己治療薬(2002年11月)
PICK UP
  • セルフメディケーション製品を購入する目的で薬局に来た人は83%
  • 約7割が薬剤師に病気の説明をしないで治療薬を購入
  • 薬剤師のアドバイスは「非常に役立つ」「かなり役立つ」が65%
2002年11月12日からの世界大衆薬協会「第14回総会」および「第5回アジア太平洋地域会議」の中で行われた、特別企画ワークショップ「世界のセルフメディケーション」のパネリスト発表で使用された調査結果を、3回にわけてご紹介します。
第1回では、欧州大衆薬協会(AESGP)事務総長 Dr. H クランツ氏の講演で使用された調査レポートをご紹介します。
※このレポートは、講演者および関連団体からの承諾を得て掲載しています。
※このレポートの文章、図などの無断転載を禁じます。
調査結果

調査概要

2002年5月、ヨーロッパ6ヵ国それぞれで薬局20店(都市部、郊外部)ずつを選び、調査を実施。Ipsosスタッフがアンケート用紙と筆記用具を用意し、薬局でセルフメディケーション製品を購入した1,268人を対象に出口調査を行った。(Source: AESGPIpsos


(95%有意水準の標本誤差合計 E(1268) = +/- 2.8%、各国 E(200) = +/-7%)

1. セルフメディケーション製品を購入した人が薬局に来た最も重要な理由は?

セルフメディケーション製品を購入する目的で薬局を訪れた人は全体の83%、 また全体の12%の人が処方薬を購入する目的で薬局を訪れたついでにセルフメディケーション製品を購入している。


2. 購入製品をどこで知りましたか?

医療関係者にすすめられて購入したのは全体の46%、また8%が購入理由として「広告で見た」と回答している。

3. 自分の病気を薬剤師に説明しましたか?

全体の 71%が薬剤師に病気を説明せずに自己治療薬を購入していた。

4. 薬を買ったときにアドバイスを受けましたか?

自己治療薬購入者の67%はアドバイスを受けていなかったが、うち6%はアドバイスを要請していないのに薬剤師からアドバイスを受けていた。

5. 薬剤師にアドバイスを求めなかった理由は?

アドバイスを要請しなかった」「アドバイスを受けなかった」購入者のうち61%がいつもこのブランド/薬を購入していた。


6. 薬剤師のアドバイスはどの程度まで役立つと思いますか?

65%が非常に、あるいはかなり役立つと回答した。また薬剤師に自分の病気を説明しなかった購入者のうちの56%が薬剤師の説明は「非常に」あるいは「かなり役立つ」と回答した。


7. 現在は処方箋薬としてしか購入できないが、大衆薬に転用して自由に購入できるようにしてほしい薬があるか?

自己治療薬購入者の32%が、処方なしで買える自己治療薬を増やしてほしいと希望しており、特に希望が多いのは鎮痛薬/抗炎症剤であった。


8. 購入した薬についてアドバイスを求めた場合、何についてアドバイスを求めましたか?

アドバイスを求めた購入者の59%が「自分に適しているか」を、41%が「副作用について」アドバイスを求めている。

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インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・

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調査会社概要

【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。

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