- 冷凍ほうれんそう前年同週比4.7倍
- 使い捨てカイロ前年同週比2.7倍の伸び
- 市販薬では皮膚用薬(保湿クリームなど)が好調
株式会社インテージは、記録的な寒波となったこの冬、季節商品がどのような動きを示したのか、SRI(全国小売店パネル調査)のデータから、前年比較をおこなった。
それによると、野菜の高騰により、「冷凍農産物(ほうれん草)」の販売が前年同週比4.7倍(1月9日の週)、「使い捨てカイロ」が同2.7倍(12月12日の週)、などの伸びを示していることがわかった。
それによると、野菜の高騰により、「冷凍農産物(ほうれん草)」の販売が前年同週比4.7倍(1月9日の週)、「使い捨てカイロ」が同2.7倍(12月12日の週)、などの伸びを示していることがわかった。
食品の動向
- 冷凍農産品は、野菜の高騰を受けて、「ほうれんそう」が12月中旬以降、前年同週比2倍、3倍の販売になり、年が明けた1月9日の週には、前年同週比4.7倍とさらに上昇している。冷凍農産品は、ほうれんそうを初め、1月9日の週は、「いんげん」約1.3倍、「ミックスベジタブル」1.1倍とな り、前年同週比の伸び率で上位を占めている。
- 「シチュー」も12月中旬からは前年同週比1.5倍前後で推移しており、年明けにも2ケタの伸びが続いている。
- 鍋関連では、「鍋つゆ」、「おでんの素」、「おでんセット」が12月好調を維持した。
- 一方、イチゴが品薄になった影響からか、イチゴの周辺商品としての「練りミルク」が12月にはいって週を経るごとに前年比を下げている。同様に、野菜高騰の煽りで「ドレッシング」が奮わず、12月中旬以降、前年割れが続いている。
雑貨品の動向
- 「リップクリーム」も前年同週比1.5倍の週があるなど、スキンケア関連はおおむね好調に推移した。
- 「使い捨てカイロ」も好調。12月12日の週には、前年同週比2.7倍となり、12月は好調を維持した。
市販薬の動向
- 気温が下がり始めた、12月12日の週から、「皮膚用薬」(保湿クリームなど)が、前年同週比1.3倍となり、12月いっぱい、好調を維持した。
- 「総合感冒薬」は、おおむね前年を上回り、堅調。
- <表>
- 季節商品の販売 対前年同週比(SRI・販売金額ベース1/9週で順位付け)
- <参考資料>
- 東京の平均気温(2005年12月と2004年12月との比較>(気象庁データより)
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- インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・
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調査会社概要
【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。