- 外飲みした人の割合は約7割。わずかに回復の兆し
- 「一次会で帰るようになった」「短い時間で帰るようになった」人が増加
- お店選びのトップは、男性は「利用したことがあるお店」、女性は「グルメサイトを活用」
株式会社インテージは、ビジネスパーソン意識調査『仕事帰りの外飲み事情2013』を実施しました。本調査は、2013年7月16日~7月18日、インテージ・ネットモニター“キューモニター”のうち20~59才のビジネスパーソン男女800名(京浜/東京・埼玉・千葉・神奈川)を対象として、最近3ヵ月の仕事帰りの外飲み状況に関してインターネット調査を行い、結果をまとめました。また、2010年~2012年に行った同調査と比較し、経年変化について考察しました。
- 調査方法
- インターネット調査
- 調査地域
- 京浜(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)
- 調査対象者
- インテージ・ネットモニター“キューモニター” 20~59才男女ビジネスパーソン
- サンプル構成
- 男性400名、女性400名
- 調査期間
- 2013年7月16日(火)~7月18日(木)
- 調査実施機関
- 株式会社インテージ
最近3ヵ月の外飲み状況
1. 仕事帰りに外飲みした人は約7割。震災以降の減少傾向からわずかに回復
最近3ヵ月間で仕事帰りに外飲みした人は、全体の約7割。最も多い性・年代は男性20代で78.0%。一方、飲みに「行っていない」と回答したのは女性50代が最も多く41.0%。次いで男性40代の38.0%が外飲みしていない。
外飲みの頻度は、「2~3ヵ月に1回くらい」が最も多く22.5%。次いで「1ヵ月に1回くらい」16.3%、「2~3週間に1回くらい」14.9%となった。
2010年からの経年変化を見ると、2011年の震災以降は減少傾向だった外飲みの状況はわずかに回復の兆しがうかがえる。
- Q1.
- 最近3ヵ月間、あなたはどのくらいの頻度で会社の同僚や友人など(1人の場合も含む)とプライベートで仕事帰りに飲酒をしましたか。(回答は1つ) ※会社の歓送迎会などの行事や接待は除いてお答えください。
※飲酒しない方は、一緒に行った方が飲酒している場合をお答えください。
- [図1]
- 飲酒頻度の比較(2010年、2011年、2012年、2013年)
2. 仕事帰りの外飲みスタート時間は19時台が最も多く、18時~19時台がピークタイム
外飲みのスタート時間は「19時台」が最も多く46.5%。次いで「18時台」(36.9%)、「20時台」(15.9%)と続く。18時~19時台の割合が8割以上を占めており、この時間帯が外飲み開始のピークタイムといえる。- Q2.
- 最近3ヵ月間、仕事帰りの飲酒のスタート時間は、何時頃が多かったですか。(回答はいくつでも)
【ベース:最近3ヵ月に1回以上仕事帰りに飲酒した人】
3. 飲酒時間は約5割が約2時間。全体的に短縮傾向
1回当たりの飲酒時間は、「2時間くらい」が最も多く50.1%で約半数を占める。次いで「3時間くらい」(39.8%)、「4時間くらい」(8.8%)となり、飲酒時間は2~3時間の人が89.9%となった。 性・年代別でみると、女性30代のみが「3時間くらい」が最多で59.5%、「4時間くらい」も他の年代より高い割合を占めている。2010年・2011年・2012年と比較すると、「3時間くらい」が減少し「2時間くらい」の割合が増加するなど、全体的に飲酒時間は短くなっている傾向。
- Q3.
- 最近3ヵ月間、仕事帰りに飲酒している時間は、一回当たり何時間くらいが多かったですか。(回答はいくつでも)
【ベース:最近3ヵ月に1回以上仕事帰りに飲酒した人】
- [図3]
- 飲酒時間の比較(2010年、2011年、2012年、2013年)
4. 1回の飲み代平均予算は3000円~4000円
1回の飲み代の平均予算は、「3000円程度」が最も多く38.2%。次いで「4000円程度」(27.7%)、「5000円程度」(17.8%)となった。性・年代別で比較すると、男性50代が最も飲み代予算が高い。
2010年・2011年・2012年と比較しても、飲み代の平均予算にあまり変化は見られない。
- Q4.
- 最近3ヵ月間、仕事帰りの飲酒の一回一人当たりの平均予算(2軒以上行った場合は1軒目)はだいたいどれくらいでしたか。(回答は1つ)
【ベース:最近3ヵ月に1回以上仕事帰りに飲酒した人】
- [図4]
- 飲酒予算の比較(2010年、2011年、2012年、2013年)
5. 飲みに行く目的は「コミュニケーション」が約5割
飲みに行く目的・理由で最も多いのは「コミュニケーションをとりたかったから」で50.6%。次いで、「つきあいで、誘われたから」(44.9%)、「会話、話を楽しみたかったから」(36.8%)。 性・年代別で見ると、「コミュニケーションをとりたかったから」が最も高いのは女性20代で63.5%。「会話、話を楽しみたかったから」が高いのは女性の20代~40代。「ストレスを解消したかったから」は男性20代が最多で39.7%。- Q5.
- 最近3ヵ月間、あなたはどのような目的・理由で仕事帰りの飲酒をしましたか。次の中からあてはまるものを すべてお答えください。(回答はいくつでも)
【ベース:最近3ヵ月に1回以上仕事帰りに飲酒した人】
6. 飲みに行く相手は、男性は「職場の同僚・上司」、女性は「女子会」も多い
仕事帰りの飲酒の相手として最も多かったのは、「職場の同僚(同性、異性問わず)」(55.9%)。これは、すべての性年代において共通であった。性・年代別では、男性20~30代は「職場の上司」、男性50代では「職場の同僚(同性のみ)」と職場関係の割合が高いのに対し、女性は「会社、職場以外の友人・知人(同性のみ)」の割合が男性よりも高く、「女子会」の色も強いようだ。
- Q6.
- 最近3ヵ月間、仕事帰りの飲酒はどなたと一緒でしたか。次の中からあてはまるものをすべてお答えください。
【ベース:最近3ヵ月に1回以上仕事帰りに飲酒した人】
7. 外飲みパターンは「一次会で帰るようになった」「短い時間で帰るようになった」が増加
最近3ヵ月の外飲みのパターン変化を聞いたところ、最も多いのは「一次会で帰るようになった」で49.2%。次いで、「上下関係なく割り勘にすることが多くなった」が32.4%。2010年からの経年変化を見ると、「一次会で帰るようになった」「短い時間で帰るようになった」割合は増している。
一方、「外より家で飲むことが増えてきた」割合は徐々に減少し、「上下関係なく割り勘にすることが多くなった」は変化がない。
- Q7.
- 最近3ヵ月間のあなたの仕事帰りの飲酒は、次のようなパターンにあてはまりますか。それぞれお答えください。(回答は横の行ごとに1つずつ)
【ベース:最近3ヵ月に1回以上仕事帰りに飲酒した人】
- [図7]
- 最近3ヶ月の飲酒パターン年度別比較12年、2013年)
普段のお店選びに関する調査
8. お店選びのタイミングは「1週間前」か「行き当たりばったり」
普段、お店選ぶ際のタイミングを聞いたところ、最も多いのは「1週間前までに選ぶ」で24.4%。次いで、「あらかじめ選ばずに、行き当たりばったりで選ぶ」が18.1%。一方、25.5%の人は「自分がお店を選ぶことはない」と回答。
- Q8.
- 普段、あなたがお店を選ぶ際、いつ頃選ぶことが多いですか。次の中からあてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)
9. お店選びは、男性は「利用したことがあるお店」、女性は「グルメサイトの活用」
自分でお店を選ぶ人にお店の選び方について聞いたところ、「なるべく自分が利用したことがあるお店を選ぶ」人の割合が最も多く51.5%。次いで、「グルメサイトを使う」が48.2%。性・年代別ランキングで見ると、1位はすべての年代で、男性は「なるべく自分が利用したことがあるお店を選ぶ」のに対し、女性は「グルメサイトを使う」と、はっきり分かれた。
- Q9.
- 次の中から、あなたがお店を選ぶ際によく取る行動としてあてはまるものをすべてお答えください。(複数回答)
【ベース:Q8で「自分がお店を選ぶことはない」と回答した人を除く596名】
調査結果プレスリリースPDF
ビジネスパーソン意識調査『仕事帰りの外飲み事情2013』関連調査レポート
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- ex)
- インテージ ビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』 2015年2月調査
株式会社インテージのビジネスパーソン意識調査『男性の美容意識』(2015年2月調査)によると・・
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調査会社概要
【株式会社インテージ】 http://www.intage.co.jp/
株式会社インテージ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石塚 純晃)は、「Create Consumer-centric Values 〜お客様企業のマーケティングに寄り添い、共に生活者の幸せを実現する」を事業ビジョンとして掲げ、様々な業界のお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーション(活用価値を拡張)することで、生活者視点にたったマーケティングの実現を支援して参ります。