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YouTube広告とTVCMの態度変容調査

インテージはGoogleの協力を得て、Googleが提供するAds Data Hub(以下、ADH)を用いて、広告識別子に頼らないログ計測によるYouTube広告の接触判定を実現しました。同時に、全国92万人2022年4月1日時点のテレビ視聴データ「Media Gauge® Dynamic Panel®」を用いて、ログ計測によるテレビ広告の接触判定も行い、YouTubeとテレビをクロスメディアで広告効果測定することができます。広告効果の最大化に向けて、次のキャンペーンに活かせる分析を提供します。

YouTube広告 x TVCMの態度変容調査の全体像

YouTube広告とTVCMの態度変容調査の特長

【本サービスの特長】
本サービスには以下4つの特長があります。

  • 1.
    YouTubeとテレビのクロスメディアで広告効果測定
  • 2.
    YouTube視聴急増のコネクテッドテレビ*(以下、CTV)も計測可能に
  • 3.
    令和2年改正個人情報保護法に対応済
  • 4.
    広告の純粋効果を測定するために傾向スコア補正を導入

コネクテッドテレビとは、インターネット回線に接続されたテレビ端末です。

1.YouTubeとテレビのクロスメディアで広告効果測定

ADHを用いたYouTube計測は広告識別子に頼らないため、スマートフォン、パソコン、タブレット、CTVを含む全ての配信デバイスを計測できます。YouTube広告に関しては、予約型、運用型を問わず、すべての広告メニューが計測可能です。同時にMedia Gauge Dynamic Panelによるテレビ広告計測を行うことにより、同一調査モニターからYouTubeとテレビの広告接触判定ができ、クロスメディアで広告効果の横比較ができます。テレビ広告に関しては地上波のリアルタイム視聴が計測可能です。ログ計測でYouTubeとテレビ広告の接触を判定するため、従来のアンケート調査方式ではできなかった高精度を実現すると同時に、接触デバイス別や接触回数別などの細かい分析軸での分析が可能になります。

2.YouTube視聴急増のCTVも計測可能に

CTVでのYouTube視聴は急増しており、CTVにおいて一部の時間帯では個別の放送局以上の利用率を獲得しています。本サービスでは、従来の方法では計測できなかったCTVを含めて、YouTubeの広告効果をデバイス別に比較できます。実証実験の一例では、CTVが他のデバイスに比べて、広告認知効果が高いことが確認できました。この事例においては、分析結果を次のキャンペーンで活かし、CTVの配信量を増やすことが考えられます。

YouTube広告の態度変容調査 実証実験結果(広告認知)

3.令和2年改正個人情報保護法に対応済

本サービスは、Googleが提供するユーザーのプライバシーが保護された環境の中でさまざまな分析を可能にするソリューションである ADH を活用してYouTube広告接触を判定します。許諾いただいた調査モニターのYouTube広告データのみを分析に活用しますので、令和2年改正個人情報保護法に対応した仕組みとなります。また、テレビ広告の接触判定についても、Media Gauge Dynamic Panelデータが個人情報に結び付けられることはありません。Media Gauge Dynamic Panelの提供物は、匿名化・統計化されたレポートとなり、個人の特定につながることはありませんので、個人情報に配慮した仕組みです。そのほか、下図の対応もしております。

許諾データのみ活用、活用データの最小化、データの定期消去

4.広告の純粋効果を測定するために傾向スコア補正を導入

広告の接触者と非接触者は必ずしも同質ではないため、両者の態度変容を直接比較すると、広告効果を過大もしくは過小評価し、意思決定を誤るリスクがあります。例えば、接触者にカテゴリ高関与者がより多く含まれる場合、購入意向が高くなりやすく、広告効果を過大に評価してしまう可能性があります。このリスクを解消するために、本サービスは傾向スコア補正を導入します。広告の接触者と非接触者の属性やメディア接触状況、商品カテゴリの関与度などの背景情報を統計的に揃えた上で、広告の純粋効果を測定します。下図は、傾向スコア補正によってYouTube利用頻度を揃えた例です。同時に複数の属性を補正できるのがこの手法の特徴です。

傾向スコア補正のイメージ(YouTube利用頻度)

YouTubeとTVCMの態度変容調査のアウトプットイメージ

傾向スコア補正のイメージ(YouTube利用頻度)

以下、クロスメディア版の主要アウトプットです。デジタル版はYouTube広告のみとなります。

① メディア接触パターン別ブランドリフト分析

メディア接触パターン別ブランドリフト分析イメージ

YouTube広告とTVCMが態度変容を引き起こしたかを検証し、キャンペーンの全体効果を振り返る
(YouTube & TVCMの重複効果も可)

アウトプットイメージの数値はダミーです

下段3チャートの非接触定義は同じですが、ウェイト値の違いにより、ブランドスコアが変動することがあります

② デバイス別ブランドリフト分析

デバイス別ブランドリフト分析イメージ

デバイス別のブランドリフト効果を横比較し、次回施策のデバイス配分に活かす

アウトプットイメージの数値はダミーです

③ フリークエンシー(以下、FQ)別ブランドリフト分析

FQ別ブランドリフト分析イメージ

指標ごとにそれぞれYouTubeとTVの有効FQを明らかにし、次回施策の広告予算・FQギャップ設定に繋げる

アウトプットイメージの数値はダミーです

Media Gauge Dynamic Panel(MGDP)

スマートTV機器データを「人ベース」に分解し​テレビ視聴を「大規模に」「連携して」計測できるパネルです​。

Media Gauge Dynamic Panel(MGDP):TVCM計測の仕組みイメージ

Media Gauge® TVと、株式会社ドコモ・インサイトマーケティング(以下DIM)が所有するdi-PiNK(DMP)を推計して紐づけ、推定在宅情報や性年代などの属性を利用して人ベースに分解し、指定されたターゲットごとに統計処理を行うことで視聴者データを算出するサービスです。
※Media Gauge TVとdi-PiNKの推定紐付けは、インテージがDIMに委託し、DIM内で加工・集計を行っています。DIMは個人情報を保有しない事業者であり、Media Gauge Dynamic Panelデータが個人情報に結び付けられることはありません。また、Media Gauge Dynamic Panelの提供物は、匿名化・統計化されたレポートとなります。本サービスによって個人の特定につながることはありません。

貴社の課題を解決するマーケティングリサーチをご提案します。

お気軽にお問い合わせください。担当者より、ご連絡いたします。

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