行動解析プラットフォーム「Label Note」を用いた行動定量分析
動画収集による行動の定量化
概要
対象者の生活シーンや利用シーンを動画で撮影して、その動画を「Label Note」を使って、回数や時間などの行動を数値化して定量的に分析します。さらに、気になった対象者には、一緒に動画を見ながらオンラインインタビューすることで行動の深掘りをすることができます。
「Label Note」とは
生活者の行動を定量的に捉えることができる動画解析プラットフォームサービスです。
特定の行動にラベル付けをすることで、行動の発生回数や時間に基づく定量的分析が可能となります。
加えて、気になる行動に対してコメントを付与することで定性的な仮説発見にも活用できます。
生活者の行動から仮説を検証したい場合や、サンプルの少ない行動観察やインタビュー結果に対して、定量的な裏付けを加味した分析ができます。
動画収集+Label Noteを組み合わせるメリットは?
→行動の定量化による仮説検証&仮説発見が可能!
(化粧品の例)
【仮説】2つの商品の使用性の違いを客観的に捉えたい(使用性評価)。
【結果】商品ごとに、異なる塗り方、回数で塗布していることが定量的に把握できた。商品開発やブラシの形状のアイデアが得られた。
納品イメージ
・Label Note(オンライン上で閲覧可能)
- ※ 「Label Note」から行動ラベル集計データ&ローデータのダウンロードも可能
実施例
業界 | 課題・ニーズ | データ解析方法 | 顧客ベネフィット |
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自動車(海外) | 海外での新機能開発の検討のために、海外特有の道路状況を確認したい。 | 海外で運転動画を収集し、道路状況や障害物の発生状況を定量化。 | 海外展開にあたって考慮すべき点を明確にできた。 |
自動車(国内) | ドライバーの行動実態把握をすることで未充足のニーズを発掘したい。 | 運転動画を収集し、カーナビやエアコンなどの操作をタグ付けして定量化。 | ドライバーの未充足のニーズを明確にし、商品開発の仮説出しができた。 |
化粧品 | 基礎化粧品の利用実態を詳細に把握することで、未充足のニーズを知り、商品開発につなげたい。 | 基礎化粧品の利用動画を収集し、0.1秒単位で化粧の塗り方を定量化。 (オプション)化粧を塗った部分をヒートマップ化。 |
今まで言語化できない部分のインサイトを発掘した。 塗布に関して、手の使い方に特徴があることが判明し、商品開発の検討へ。 |
家電 | コロナ禍における掃除行動の変容を捉えることで、新商品開発の仮説出しを行いたい。 また、家の中での家電機器を使用状況から、消費者の家事行動パターンを“見える化”したい。 |
家での過ごし方を動画で収集し、家電利用時の行動を動画解析。 | 自社の家電の優位性を明確化できた。 コロナ禍の家事の変化を捉えることで商品開発の仮説出しができた。 |
日用品 | 新商品を上市するにあたり、客観的な使用性評価をしたい。 | キッチン周りの動画を収集し、新商品と既製品の使用用途を定量的に比較して、家事行動の時短につながったかを解析。 | 新商品の使用性評価を客観的にとらえることができた。 |
食品 | 自社で把握していない調味料の使用用途を明確化したい。 | キッチン周りの動画を収集し、調味料の利用状況を定量化。 | 自社で把握していない調味料の使用用途を明確化できた。 |
設計例
調査設計 | |
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調査方法 | 動画収集+デプスインタビュー |
標本サイズ | 動画収集(n=30)、デプスインタビュー(n=6) |
動画撮影時間 | ~5分 |
ご納品物 | インタビューサマリー、Label Note上での動画閲覧(ラベル付き)ラベルのローデータ&チャート集 |