レスポンス・レイテンシー調査

反応時間の計測で、生活者のホンネにせまる

レスポンス・レイテンシー調査は、「ネットリサーチ回答の反応時間（レスポンス・レイテンシー）」の計測により、従来の調査では把握が難しかった「生活者の直感的反応」（生活者のホンネ）が捉えられる調査です。

レスポンス・レイテンシー調査とは

反応時間計測で生活者の直感的反応をつかむ

マーケティング研究や心理学の分野では、生活者は日用品の購入などの多くの場面で、「直感的反応」や「潜在意識」に基づき行動し、必ずしも「熟慮」せずに多くの物事を判断している、といわれています。
一方、アンケート調査の場面で「回答者に考えさせる」アスキング型の設問を用いる場合、回答者からは「熟慮」した結果の回答が得られることが多く、生活者の日常の判断に近い「直感的反応」に基づく回答を必ずしも引き出せない課題があります。
このような課題に対し、生活者の直感的反応をより正確に計測可能なリサーチ手法として、「アンケート回答の反応時間の計測」が注目されています。「レスポンス・レイテンシー調査」では、回答者ごとの「アンケート回答の反応時間」を計測し、それをベースに作成したアウトプットをご提供します。これにより、生活者の直感的反応（ホンネ）をより正確に捉えることが可能となります。

レスポンス・レイテンシー調査の主なメリット

ネット調査の回答反応時間をベースに作成した指標をご提供。
生活者の直感的反応を新たな評価軸として活用可能
必要な手続きは、調査の回答時間を追加で計測するだけ。
脳波などの生体反応データをつかう方法に比べ、ネット調査のみで、ライトに実施可能！

こちらが「レスポンス・レイテンシー調査」の主なメリットです。当サービスで活用される「回答反応時間の計測」は、生活者の直感的反応を計測するいくつかの手法の中でも、特にライトに実施いただける方法です。

レスポンス・レイテンシー調査の実査イメージ

ネット調査の実施時に、対象設問の回答反応時間を同時に計測します。回答反応時間は、調査配信システムにより自動的に取得するため、回答者は通常のネット調査と同じ感覚で回答が可能です。回答時間の個人差の補正も可能です。

※ 標準では、画像表示ボタンを押してから選択肢を選ぶまでまたは、設問が表示されてから選択肢を選ぶまでの回答反応時間を計測しています。

※ 回答反応時間を計測できる設問は、原則、回答者が直感的に反応しやすい形式の設問が対象です。具体的には、画像や短文のキャッチコピーを評価する単一回答（SA）設問などです。それ以外の活用についてはご相談ください。

レスポンス・レイテンシー調査の活用シーン

購入意向評価専用のパッケージをご用意しています！

回答反応時間を計測するだけでなく、回答反応時間をベースに作成した、「購入意向の計測」専用のアウトプットもご用意しています。

【購入意向のアンケート回答反応速度と実購買の関連】
弊社で実験調査を行った結果、商品購入意向の設問（5段階評価）のTOP1またはTOP2（購入したい）回答者は、その設問の回答反応時間が速いほど、その後の実際の商品購入率も高い傾向があると判明しました。この調査により、調査回答の反応時間と、購入意向の強さの深い関連が明らかになりました。

【購入意向評価向けの標準アウトプット「反応スコア」のご紹介】
弊社では、この実験結果をベースに、「購入意向の計測」に適した専用のアウトプット「反応スコア」を新たに開発しました。このアウトプットは、以下のイメージのように、購入意向質問（5段階、または7段階評価）の回答内容に反応時間を加味し、独自ロジックで数値化した弊社オリジナル指標です。
通常の調査回答より購入意向の強さをより正確に判定可能であるため、購入意向評価の新しい判断指標として活用いただくことが可能です。

・「反応スコア」の算出イメージ