ビジネスマンの美容意識 50代は45%が“若見え”に自信?

※この記事は2015年3月のリリース記事を再構成したものです

インテージの小売店パネルデータ(SRI)によると、ここ数年、男性用化粧品の「スキンケア」カテゴリーはその市場規模を拡大しています。近年ではスキンケアに限らず、エイジターゲット商品を中心にさまざまな男性用美容商品が投入されています。
男性ビジネスパーソンは美容に関してどのような意識を持っているのでしょうか?インテージでは1都3県(東京・埼玉・千葉・神奈川の京浜エリア)に住む20~59才の男性ビジネスパーソン800人を対象に美容意識を調査してみました。

男性は皆、自分は“若く見える”と思っている!?

自分の見た目年齢をどう思っているかを聞いたところ、20代から50代までどの年代でも「実年齢より若く、年下に見える」と思っている人が最も多いという結果でした(図表1)。特に50代では45%が若く見えると思っています。
年代が上がるほど見た目年齢の幅は広がるのでは?と思いがちですが、実際には自分のことを“実年齢より老けて、年上に見える”と思う人は年代が上がるほど減り、“実年齢より若く、年下に見える”と思う人が増えるようです。

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図表1 男性ビジネスパーソンの年代別自分の見た目年齢

男性が持つ外見の悩み。どんなところが気になる?

「外見・お肌について気になっていること」を聞いたところ、20代は「ニキビ・吹き出物」、30代以上は「白髪」が一番多いという結果でした(図表2)。
肌についての悩みに注目すると、年代が上がるにつれて「ニキビ・吹き出物」→「乾燥・かさつき」→「テカリ・べたつき」→「肌のハリ・たるみ」のように変化していくことがわかります。
また、気になっていることは「特にない」という人の割合は30代以上でほぼ変わらず。悩みの中身は変わりつつ、いくつになっても何らかの悩みを持っているようです。

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図表2 男性ビジネスパーソンの年代別美容悩みランキング

Key Point 1

男性ビジネスパーソンの多くは“若見え”に自信あり。年代に応じた悩みを感じている。

スキンケア・ヘアケアを行うことへの関心は?

少なからず外見に悩みを持つ男性ビジネスパーソンですが、そもそも普段のお手入れにはどの程度関心があるのでしょうか?スキンケア・ヘアケアに関心があるかを聞いてみました。若い人ほど関心が高い人が多いであろうことは容易に想像できますが、50代でも49.0%と半数近くが関心を持っていることがわかります。(図表3)

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図表3 男性ビジネスパーソンのスキンケア・ヘアケアへの関心(年代別)

アイテムによるお手入れの実態は?

では実際にケア用アイテムを使ってお手入れをしている人はどれくらいいるのでしょうか?
スキンケア・ヘアケアに使用している商品を聞いたところ、どの年代でも使っている人が最も多かったのは「洗顔料」でした(図表4)。ただし、使用率は年代で大きく異なります。20代の58%が洗顔料を使用しているのに対し、年代が上がるにつれて使用率は下がり、50代は28%という結果でした。
年代による違いはベーシックなスキンケアアイテムである洗顔料と化粧水で特に大きく見られています。洗顔料と化粧水は、若い世代ほど使うことが普通になってきている、といえそうです。
また、乳液・クリームやリップクリームは30代までと比べて40代以上で大きく使用率が下がる、洗顔シートやスタイリング剤は50代で大きく使用率が下がるなど、使う習慣に世代間のギャップが見えるものもありました。

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図表4 男性ビジネスパーソンの使用スキンケア・ヘアケアアイテム(年代別・数値は使用率[%])
※セルの色は同じアイテム内の使用率の高低 (緑:高い、赤:低い)

 Key Point 2

ベーシックなスキンケアアイテムである洗顔料や化粧水の使用は20代の多くで習慣化。一方で50代の半数近くはスキンケア・ヘアケアに関心がありつつ、洗顔料や化粧水を使用する人はまだまだ少ない。

ケア用アイテム選びのポイントは?

ケア用アイテムを使っている人が商品選びで重視するポイントは「効果があること」と「自分の肌に合っていること」(図表5)。ほとんどの年代で共通しています。価格やブランドよりも自分なりの満足感を求めて選んでいるようです。
さらに男性の悩みに特化した商品の多い“男性用アイテム”を買うことにこだわるかを聞いたところ、若くてケアに対する意識の高い20代とエイジングの悩みが出はじめる40代で特に“こだわる派(こだわる+どちらかというとこだわる)”が多く、50代は最も“こだわる派”が少ないという結果でした(図表6)。
洗顔料や化粧水といったベーシックなケア用アイテムもまだまだ使う人が少ない50代。主な悩みである「ハリ・たるみ」に対処する男性用アイテムは高額な美容液が中心なこともあり、悩みにアイテムで対処できること自体を知らない可能性も高そうです。

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図表5 男性ビジネスパーソンがスキンケア・ヘアケア商品を選ぶ際に重視すること(年代別)

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図表6 男性ビジネスパーソンの「男性用」スキンケア・ヘアケアアイテムへのこだわり(年代別)

Key Point 3

男性のスキンケア・ヘアケアアイテム選びは価格やブランドよりも効果。

年代の差はあれど、総じて外見のケアに関心がある男性。変化する悩みに対し「効果がありそう」「自分に合いそう」と思える対処方法の情報に触れることができれば、さらにスキンケア・ヘアケアを実践する人が増えそうですね。


今回の分析は、下記の設計で実施した調査結果をもとに行いました。

調査方法 インターネット調査
調査地域 全国
対象者条件 インテージ・ネットモニター“キューモニター”のうち、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県に住む20~59才の男性ビジネスパーソン  
サンプルサイズ n=800
調査期間 2015年2月25日(水)~2月27日(金)

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