マーケティング用語集
ソーシャルメディア(Social Media)
ソーシャルメディアとは、個人や組織が情報を発信し、ユーザー同士の相互的なつながりを通じて情報が拡散・共有されていく、インターネット上のメディアの総称です。
従来のテレビや新聞といったマスメディアが一方通行の情報伝達であるのに対し、ソーシャルメディアは誰もが発信者にも受信者にもなれる「双方向性」が最大の特徴です。この特性により、情報は瞬く間に広がり、世論形成にも大きな影響を与えるようになりました。企業にとっては、顧客と直接的な関係を築くための重要なマーケティングチャネルとして位置づけられています。
ソーシャルメディアとSNSの違い
「ソーシャルメディア」と「SNS」は混同されがちですが、その範囲が異なります。ソーシャルメディアは、SNSを含むより広範な概念です。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、ソーシャルメディアの中でも特に、個人間のコミュニケーションや社会的なネットワークの構築を主目的としたサービスを指します。一方で、ソーシャルメディアにはSNSのほか、ブログ、動画共有サイト、情報共有サイトなども含まれます。ソーシャルメディアという大きな枠組みの中に、SNSが存在すると理解すると分かりやすいです。
ソーシャルメディアの主な種類
ソーシャルメディアは、その目的や機能によっていくつかの種類に分類されます。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
個人間のコミュニケーションやコミュニティ形成を目的とします。X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、LINE、TikTokなどが代表的です。リアルタイムでの情報発信や、ビジュアルコンテンツを通じた交流が活発に行われます。
動画共有サイト
ユーザーが動画を投稿・共有・視聴するプラットフォームです。YouTubeやニコニコ動画がこれにあたります。エンターテインメントから学習コンテンツまで幅広いジャンルの動画が共有され、企業のプロモーションにも活用されます。
ブログ
個人や企業が時系列で情報を記録・発信するWebサイトの一種です。WordPressやnote、はてなブログなどがあります。専門的な知識やノウハウ、企業の公式情報などを発信するのに適しています。
CGM(消費者生成メディア)
Consumer Generated Mediaの略で、一般消費者が投稿した口コミや評価によってコンテンツが形成されるメディアを指します。食べログやクックパッド、価格.comなどが代表例です。
企業がソーシャルメディアを活用するメリット
企業がソーシャルメディアを活用することで、以下のような多くのメリットが期待できます。
- 認知度向上とブランディング
- 顧客との関係構築(ファン化)
- Webサイトへの集客促進
- リアルな顧客の声の収集
- 採用活動への貢献
低コストで幅広い層にアプローチできるだけでなく、双方向のコミュニケーションを通じて顧客とのエンゲージメントを高め、ロイヤルティ向上につなげることが可能です。また、ユーザーの生の声は、商品開発やサービス改善の貴重なヒントになります。
ソーシャルメディア活用の始め方
企業がソーシャルメディア活用を成功させるためには、計画的な導入が不可欠です。ここでは初心者向けの3ステップを紹介します。
Step1: 目的の明確化
まず「何のためにソーシャルメディアを運用するのか」という目的を明確にします。「ブランドの認知度を上げたい」「ECサイトの売上を伸ばしたい」「採用応募者を増やしたい」など、具体的なゴールを設定することが重要です。目的によって、発信するコンテンツや活用すべきプラットフォームが異なります。
Step2: ターゲットとプラットフォームの選定
次に「誰に、どこで情報を届けたいのか」を決めます。自社の製品やサービスのターゲットとなる顧客層の年齢、性別、興味関心などを具体的に描き、そのターゲット層が最も多く利用しているソーシャルメディアを選定します。例えば、若年層の女性がターゲットならInstagramやTikTok、ビジネスパーソン向けならFacebookなどが候補になります。
Step3: 運用ルールの策定
最後に、継続的な運用体制を整えるためのルールを定めます。「誰が」「いつ」「どのような内容を」「どのくらいの頻度で」投稿するのかを決めます。また、コメントへの返信ポリシーや、不適切な投稿・炎上が発生した際の対応フローなど、リスク管理に関するガイドラインを事前に策定しておくことも極めて重要です。
まとめ
ソーシャルメディアは、個人と組織が双方向につながり、情報を共有・拡散できる強力なメディアです。その種類は多岐にわたり、それぞれに異なる特徴とユーザー層が存在します。企業が活用する際は、炎上などのリスクも念頭に置きつつ、目的を明確にした上で計画的に運用することが成功の鍵です。自社のビジネスゴール達成のために、どのメディアをどのように活用すべきか戦略的に検討することが重要です。
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