マーケティング用語集
パネル調査
同じ調査対象者から、同じ項目の情報(データ)を継続的に収集する調査手法。パネルとは「枠」を意味し、パネル調査は、母集団(調査対象の条件にあてはまるすべての個人や世帯などの集まり)から抽出したサンプルを「枠」に入れるかのように固定し、同じ情報を収集し続けることを意味する。
代表的なパネル調査には、以下が挙げられる。
<消費者パネル調査>
同じ調査対象者(消費者)にバーコードスキャナーを貸与し、購入した商品を記録し続けてもらう調査。「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「いくらで」「いくつ」買ったのかといったデータを収集・分析することで、消費者の購買行動を詳細に捉え、消費者ニーズ分析やセグメンテーション、施策実施後の評価などに活用することができる。
また、上記の消費者パネルと同じ調査対象者から、テレビやWEBなどのメディア接触記録を収集することで、メディア接触と購買の関係性を明らかにすることも可能となっている。
関連サービス:SCI®(全国消費者パネル調査)、i-SSP®(インテージシングルソースパネル®)
<小売店パネル調査>
同じ調査対象店舗からPOSデータ(商品の販売データ)を収集し続ける調査。「いつ」「どこで」「どのような店舗(業態)で」「何が」「いくらで」販売されたのかといったデータを収集・分析することで、店頭での販売実態を捉え、市場規模やシェア動向の監査や、店頭プロモーションの施策立案などに活用することができる。
関連サービス:SRI+®(全国小売店パネル調査)