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マーケティング用語集

測定誤差

データ収集時に得られる測定結果と、実際の値との間に生じる差異のこと。調査結果の信頼性や正確性に大きな影響を与える。測定誤差の種類にはランダム誤差(偶然誤差)と系統誤差がある。

■ランダム誤差(偶然誤差)
ランダム誤差はサンプルごとに異なる偶然の変動として現れる。予測が難しく、調査ごとに異なる結果をもたらす。ランダム誤差が生まれる原因は、回答者の一時的な感情や状況、質問の理解度の違い、無作為抽出サンプルの特性などがある。調査データのばらつきを引き起こし、真の集団の意見や傾向を正確に反映しにくくなるため、サンプルサイズを大きくすることで、ランダム誤差の影響を平均化し、結果の信頼性を高める等の対策が必要となる。回帰分析や分散分析などの統計的手法を用いて誤差を調整することもある。

■系統誤差
調査結果に一貫して同じ方向に影響を与える誤差で、これにより、調査全体が特定の方向に偏ることになる。系統誤差が生まれる原因は調査設計の欠陥、質問の文言のバイアス、サンプリングの偏り、調査方法の選択ミスなど。系統誤差が発生すると、調査結果が実際の集団の意見や傾向から一貫してずれてしまい、調査の正確性が損なわれてしまう。
対策としては下記などがある。
①調査票の設計:質問文を慎重に設計し、バイアスが生じないようにする。事前テストを行い、問題がないか確認する。
②サンプリング手法の見直し: 無作為抽出や層別抽出などの適切なサンプリング手法を用いて、サンプルの偏りを最小限に抑える。
③調査方法の選定:オンライン調査、電話調査、対面調査などの方法を適切に選び、方法間のバイアスを避けるようにする。

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